私は三ツ谷先輩が好き！【東リべ】

よんじゅうさん ページ44

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『………黙秘権を使わせていただきます！！』


「……よし、帰るぞ田中」


『えっ、…』



急に話変わった…え？なんで？



「その怪我じゃ帰るのも大変だろ。送ってってやるよ」


『…い、いえ…大丈夫で』


「はい行くぞー」



強制なの？送ってくれること自体はもうすごくやばいくらいに飛び跳ねたいぐらいに嬉しい

でも今飛び跳ねると私のありとあらゆる折れてる骨が悲鳴を上げるのでやめときます。



「歩くのしんどいか？」


『ちょっとだけ…』


「そうか」


『はい』



心配してくれる三ツ谷先輩イケメン…！

心配してくれてるんだよね？？



『すみません、歩くの遅くて…』


「別に」


『…三ツ谷先輩怒ってます？』


「あ？別に」


『絶対怒ってるじゃないですか！』


「怒らねーわけねーだろ！」


『なんでですか！』


「お前が勝手なことすっからだろ！」


『してません！私が私の用事をして何が悪いんですか！』


「その用事が迷惑なんだよ！」


『……………』



なんで。私みんなに手を出されないようにしただけなのに。


みんなに迷惑をかけることしか出来ない

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