ニジュウキュウ ページ30
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「!A…?」
佐野の声が聞こえた気がした
『あ
みーつけた』
「あ?…ッが!っ!」
一気に間合いを詰め鳩尾を蹴る
「な、んだてめっ……ングッ」
ーーーーードッ
『りゅうは死にかけてんだよ』
ーーーーーガッ
「ッガッハ…ッ」
「おい!Aやめろ!」
ーーーーーゴッ
『離せ』
ただただ目の前の的を殴る、蹴る
「それ以上やれば死んじまう!」
『死ねばいい、生きてる価値もない』
「A!」
腕を掴まれた
私の下に倒れている男の意識はない
『ねぇ佐野、』
「ん?」
『りゅう、助かるかな』
「…大丈夫、ケンちんはぜってぇ大丈夫」
『…………うん』
佐野の声が、あの時みたいに私の心に響いた
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だぶりゅ(プロフ) - 紅いちごさん» コメントありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします(照) (2021年10月18日 21時) (レス) id: 34f6fa40f8 (このIDを非表示/違反報告)
紅いちご - この小説とても面白いですね!更新も無理せず頑張ってください!応援してます! (2021年10月15日 22時) (レス) @page34 id: 0ffbfabdee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だぶりゅ | 作成日時:2021年10月3日 18時