�� ページ10
ずっと、ぼくの存在に気づいて欲しいって思ってたけど、気づかれたら気づかれたで、大変なこともあるのね…
って、こんなことしてる場合じゃない！
拓弥！
拓弥探さなきゃ！！
特に見つけたからって何をするわけでもないんだけど。
すると、遠くのベンチの方に、拓弥らしき人を見つけた。
ん？
隣には
女の子…⁉
え、拓弥、仲のいい女の子がいたの⁉
それとも
か、か、彼女さん…⁉
ぼく知らなかったよ〜！そんな人がいたなんて！
ふんっふんっ、と、鼻息を荒げながら、手を思いっきり振りながら近づいていく佑亮。
これがもし、普通にみんなに姿が見えているとしたなら、
完璧、変質者である。
どんどん近づいていくと、その人物が拓弥で間違いない、ということと同時に、一緒にいる人が誰なのか、詳しく分かった。
分かった、というより、分かってしまった。
『さくらちゃん…』
え、何で⁉
何でさくらちゃんと拓弥が⁉
さくらちゃんは制服のままだから、あのコンビニから直で来たに違いない。
どういうこと…？
2人の表情に笑顔は見えないけど、何だか無性に腹が立ってきた。
『もーーう！何だよ！！！付き合ってるなら付き合ってるって、何で言ってくれなかったんだよ！』
2人が一緒にいる姿を見たくなくて、すぐに背を向けて走った。
絶対振り向かない、絶対振り向かない、絶対振り向かない…
チラッ
『あーーーもう無理ーーーー！！！』
全速力で走って、佑亮は公園を後にした。
ーーー
〔はいこれ、コンビニの前に落ちてたよ〕
さくらちゃんの手にはクマのキーホルダー。
「まじか、さんきゅー」
「でもこれ、元はお前が貰ったやつ」
〔そうだったけ？〕
「何言ってんだよ。これ、お前が佑亮に」
〔…〕
「…？さくら？」
〔佑亮って…〕
〔誰だっけ〕
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夏木(プロフ) - めっちゃ面白かったです！ (2018年3月16日 0時) (
レス) id: e5783164f7 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月7日 8時) (レス) id: 0b837ccda7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：0号車さん | 作成日時：2016年9月15日 22時
