�鴾��� ページ22
ストー…カー…？？
思いもよらぬ言葉に、佑亮は唖然とした。
「さくらから、相談受けてたんだ、ずっと」
拓弥の発する言葉1つ1つが、上手く耳に入ってこない。
え、ぼくが、
ぼくがさくらちゃんのストーカーだって…？
そりゃあ、毎日さくらちゃんのことは見てたし、日記にだって書いてるくらいだし、
さくらちゃんと話したいがために、わざと教科書忘れて借りたりしてたし、
さくらちゃんがバイトしてるカフェを訪ねたこともあるし、
バイト帰りが心配だから、カフェでさくらちゃんが上がるのを待って、帰宅するのを後ろから見守ったりしてたし、
気になるから、“今何してる？”って毎日LINEしたりしてた
…けど、
だけど、それがストーカー…？？
《佑亮。今心の中で思ったこと、それが事実？》
え、海、心の中まで読めるの⁉
《もし、それが事実なんだとしたら》
《ハッキリ言って、それがストーカーっていうんだよ、佑亮》
【まぁ現に、さくらが嫌がっとったんやからな。ストーカーってことに、なってまうわな】
嘘…
ぼくがさくらちゃんのストーカーだったなんて
「このクマも。上手く断れなかったからって。でも持ってると思い出しちゃうから、拓弥に持ってて欲しいって言われた」
ーーー
〔ねぇ拓弥。相談があるんだけど〕
「ん？何？」
〔あたしさ、ストーカー…されてる〕
「は？誰に」
〔福田くんに…〕
「佑亮…⁉」
さくらの表情からして、嘘じゃないことがすぐに分かった。
〔初めは、あ、好かれてるなってくらいにしか思わなかったんだけど、だんだんエスカレートしてるっていうかさ〕
〔今では毎日、意味もなくLINEくるし、あたしのバイト先まで来るんだよ⁉しかも、あたしが上がるのを店内で待って、家まで帰る道中ずっと付いて来るの…！〕
〔正直言って〕
〔気持ち悪い…〕
「まじかよ…」
〔福田くん、拓弥と仲良いから、言わないでおこうかと思ったんだけど、でももう耐えられなくて…〕
初めて受けた相談の時から、さくらはもうすでに、精神的に参ってる状態だった。
ーーー
「それから、何度もさくらから相談を受けた。でもお前の行動は、エスカレートしていくばっかりだった」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏木(プロフ) - めっちゃ面白かったです！ (2018年3月16日 0時) (
レス) id: e5783164f7 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月7日 8時) (レス) id: 0b837ccda7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：0号車さん | 作成日時：2016年9月15日 22時
