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"今日、さくらちゃんにクマのキーホルダープレゼントしたんだ！さくらちゃんっぽいなぁ〜って思って、修学旅行で買ったやつ！なかなか渡すタイミングが無かったんだけど、やっと渡せたの！！そしたら、「ありがとう」ってものすごく喜んでくれたんだ。嬉しかったな〜！！やっぱさくらちゃんの笑顔は宇宙一最高だ！！！！！"
字面でも分かるハイテンション。相当嬉しかったんだろうな〜ぼく。
ん？
まてよ...
クマのキーホルダー...
佑亮は思い出した。
あの日。拓弥と晃一と海がいた場所に落ちていた"アレ"。
それを真顔で拾っていったさくらちゃん。
そうだよ。アレは、ぼくがさくらちゃんにプレゼントしたキーホルダーだよ！！
なのに、何で3人がいた場所に落ちてたの？
え、何で！？意味分かんない！！
佑亮は気になって仕方なかった。
もうもはや自分の死因なんてどうでもいい。
この、キーホルダー事件の方がよっぽど重要だった。
何か他に手掛かりはないか。そう思い、日記の他のページも捲ってみたが、ただたださくらちゃんのことばかりで、何も重要なことは書かれていなかった。
ただ1つ気になったのは、"さくらちゃんがキーホルダーを付けてくれてた！！"なんていう、浮かれた日が1日もなかった、ということだ。
こんなさくらちゃんだらけなら、もしキーホルダーを鞄やペンケースに付けてくれているのを見つけた日には、きっと、浮かれまくりな日記を書くだろう。いや、書くに違いない。
だが、そんな日が1日もない...
いや、もしかしたら、
さくらちゃんは付けてくれていたのに、ただそれを見ていなかった、というのも有り得る。
ぼくのことだから、うっかり見逃してた、なんてことも...
いや、でも、
あんなにさくらちゃんのことを見てたぼくが、付けてくれているのに気付かないなんて、そんなことあるのかな？
謎は深まっていくばかりだった。
これは居ても立っても居られない！！！！
佑亮は自分の部屋を飛び出した。
キッチンから物音がするので、もうお母さんの庭掃除は終わったみたいだ。
思い切り、でも一応少しは気にしながらドアを開け、明るく暑い日差しが差し込む外へ出た。
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夏木(プロフ) - めっちゃ面白かったです！ (2018年3月16日 0時) (
レス) id: e5783164f7 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月7日 8時) (レス) id: 0b837ccda7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：0号車さん | 作成日時：2016年9月15日 22時
