���� ページ17
佑亮は、大切なことを忘れていた。
そうだよ。
世の中には
霊感がある人だっているんだよ。
すっかり忘れていた。誰にも見えないからって、余裕ぶっこいてた。
ユーレイも大変なんだな。別に驚かせるつもりじゃないのに、ワーワー騒がれてさ。何か、ごめんね。今まで肝試しとか夜中のトイレとかで騒いじゃって。
そんなことを考えながら歩く。
と、ふと立ち止まった佑亮。
そういえば...
ぼくって、何で死んだんだろう。
あのお母さんの姿も見たし、自分がユーレイだってことも自覚し始めたから、死んじゃったことに対しては本当なんだって理解出来てる。
でも、そういえば、"死因"ってものが分からない。
病気？？それとも事故？？
知りたい。
でも誰に聞いたらいいのか分からないし、そもそも聞いても声が届かないんだから意味がない。何か、ぼくの部屋に手掛かりはあるだろうか...
思い立ったら即行動！な佑亮は、猛スピードで家に向かった。
家にたどり着くと、丁度お母さんが庭の掃除をしていた。お！これは鍵が開いてそうだ！チャンス！！！！！
お母さんの真横をスルリと駆け抜け、ドアの前へ。思い切りドアノブを握ると、ガチャリとドアが開いた。お母さんにバレないようにそーっと入って、そーっと閉める。
よっしゃ！！大成功！！！！！！！！
自分の部屋に直行し、とりあえず懐かしむ。お母さん、ぼくがいた時のままにしてくれてるんだな。少し目を潤ませながら真っ先に向かったのは、机の引き出し。ここに、毎日書いていた日記が入っているはずだ。
意外でしょ？？
こんなぼくでも毎日日記書いてたんだよ。
引き出しを開けると、予想通り日記が入っていた。それを取り出し、パラパラと捲る。
"今日さくらちゃんと目が合ったよ！！！！！！"
"今日さくらちゃんと日直だったんだ！ハッピー！！"
"今日さくらちゃん、元気なかった。大丈夫かなぁ？"
自分でも恥ずかしくなるくらい、"さくらちゃん"のことばかり書かれていた。
どんだけなんだよ...
自分でさえもツッコむ。
捲り続けていると、大抵毎日1.2行なのに、何行も書かれているという珍しい日を見つけた。
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夏木(プロフ) - めっちゃ面白かったです！ (2018年3月16日 0時) (
レス) id: e5783164f7 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 実在する人物、団体、アニメキャラ等を扱う二次創作になりますのでオリジナルフラグ外して下さい (2018年3月7日 8時) (レス) id: 0b837ccda7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：0号車さん | 作成日時：2016年9月15日 22時
