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ジョンインside
"彼女と登下校とか羨ましい"
なんてセフンは言うけれど、実際一緒に歩いてる時間は10分ちょっと。
方向は一緒だけど、彼女とは帰り道の途中にある地下鉄でいつもお別れだから。
自転車を押しながら、学校から地下鉄までの時間に何を話してるかと言うと、すごく些細なこと。
特に特別なことは話してない。
もともとお互いをよく知らないから、「どこに住んでるのか」とか、「趣味はなにか」とか。
最近は授業だったり、俺の部活の話。
「あの、先輩。
来週の日曜日、暇ですか？」
「部活は午前で終わるはずだけど…」
「良かったらどこか遊びに行きませんか？
先輩は気付いてないかもしれないですけど…私たち、そろそろ付き合って1ヶ月なんです、よ…？」
自信なさげに、小さな声でそう言った彼女。
そういえば部活の先輩が、「記念日は大切にしろ！」とか言ってたっけ…。
こういうカップルっぽいこと、よく分からない。
「あ…ごめんね、俺そういうの疎くて…」
「そんな、謝らないでください！
ただ、どこか２人でお出掛け出来たらな〜なんて…」
「うん、そうだね。一緒にどこか行こうか。
行きたい所、考えといて？」
「はい…！
嬉しいです、先輩…」
頬を染めて、本当に嬉しそうな顔をする。
こういうところを見ると、純粋に可愛いなって思う。
素直で、真っ直ぐで、年下の女の子らしくて。
それに、彼女はすごく良い子だ。
謙虚で、我が儘なんて言わないし、困ることなんて一切無い。
人の気持ちが分かる、賢い子。
「それじゃあ、先輩。先に帰りますね。」
「うん、気を付けて帰って」
「先輩も。」
どうして彼女は俺を、好きになったんだろう。
階段の前でなかなか動こうとしない彼女に「先に行って」と手で促すと、小さく一礼をして階段を降りていった。
それを見てからやっと俺も自転車を跨ぐ。
ペダルに足を乗せて踏み込む瞬間
「先輩！」
「…ソニちゃん？どうかした？」
「あの、来週の日曜日…ひとつお願いがあるんです」
急いで戻ってきたのか、少し息が上がってるように見える。
「私をそこに…乗せてくれませんか？」
真っ直ぐと指差す場所は、俺の後ろ。
指先は少し震えてるよう見えた。
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きゃっち(プロフ) - ゆなさん» ゆな様こんばんは。つい先程更新させていただきました！こんな至らない所ばかりの作品を読んでいただきありがとうございます(;_;)またしばらく更新できないのですが、頑張って早く戻ってきます！気長に待って頂けると嬉しいです(^^)コメントありがとうございました！ (2016年12月25日 17時) (
レス) id: a606f2c1a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました^_^凄く続きが気になって仕方ありません。気長に更新されるの楽しみに待ってます。 (2016年11月20日 22時) (レス) id: b00ced6101 (このIDを非表示/違反報告)
きゃっち(プロフ) - りーつぁいさん» りーつぁい様ありがとうございます！そうなんです、Mっ子を毎日必死に追いかけております…←そうですよね、感じることは人それぞれだと思いますが、やはりどうしても受け入れられない方もいらっしゃいますよね。｢その瞳は何を見る｣ぜひ楽しんでください！ (2016年4月3日 18時) (レス) id: be2a84178a (このIDを非表示/違反報告)
りーつぁい(プロフ) - この作品大好きです。作品様はしうちゃんペンさんだったんですね！私はタオさんぺんです笑 でも、今回の件に関してはショックが大きいですよね。新作の方読ませていただきます！ (2016年4月3日 1時) (レス) id: 04b496a474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃっち | 作成日時：2016年3月17日 2時
