104 ページ4
ジョンインside
｢あけおめ〜！｣
メールやラインが普及してる世の中、年賀状でも電話でもなく
朝っぱらから直でゆる〜い新年の挨拶をしに来た、親友セフン。
俺の家族を起こしたら悪いから、って電話で叩き起こされる俺の気持ちも少しは考えて欲しいものだ。
｢う〜寒い寒い。お邪魔しま〜す！｣
｢…はぁ、｣
誰かこいつに遠慮という言葉を教えてくれ。
.
寝巻きから適当な部屋着に着替えてリビングに行くと、セフンがまるで自分ん家のように優雅にくつろいでいる。
俺も隣に座って、出しっぱなしの毛布にくるまる。
｢あ〜あ、年明けってぶっちゃけ暇だよね〜。｣
｢あ、わかる。去年とか寝正月だったもん。｣
なんとなく付いてるテレビを眺めながら、テーブルに置いてある煎餅をセフンとバリバリ食べる。
朝飯どうしようかな、まだ誰も起きてないし。
冷蔵庫になんかあったっけ。
｢Aは？今日来るの？｣
｢ん"っ、ごほっ…｣
突然のAの名前に煎餅が喉に突っかかる。
｢ちょ、きったないな〜｣
｢ごめんごめん、A来るんじゃない？毎年うちん家で雑煮食ってるし。｣
｢チョアは旅行中らしいよ、旅行先で年越ししたんだって〜｣
｢へ〜｣
｢…
そういえばAさぁ、｣
｢ん"っ……｣
｢…｣
｢…｣
喉につまった煎餅をお茶で胃に流し込む。
俺、Aに動揺しすぎ…
意識し出したらこんなにも体は正直なんて。
あ〜、俺ってば女々しい奴…。
｢あ〜〜もう！ジョンインってば焦れったすぎるから！！！｣
ドンッ、とセフンがテーブルを思いきり叩く。
煎餅の入った器がガタッと揺れた。
｢は、なにが。｣
｢何かあったんでしょ、この冬休みの間！｣
心臓がどくんと揺れる。
｢いつまで隠してるの？
Aのこと、好きなんでしょ？俺に隠せると思ったの？｣
俺の親友は、やっぱり遠慮という言葉を知らない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 449人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXO」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きゃっち(プロフ) - ゆなさん» ゆな様こんばんは。つい先程更新させていただきました！こんな至らない所ばかりの作品を読んでいただきありがとうございます(;_;)またしばらく更新できないのですが、頑張って早く戻ってきます！気長に待って頂けると嬉しいです(^^)コメントありがとうございました！ (2016年12月25日 17時) (
レス) id: a606f2c1a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました^_^凄く続きが気になって仕方ありません。気長に更新されるの楽しみに待ってます。 (2016年11月20日 22時) (レス) id: b00ced6101 (このIDを非表示/違反報告)
きゃっち(プロフ) - りーつぁいさん» りーつぁい様ありがとうございます！そうなんです、Mっ子を毎日必死に追いかけております…←そうですよね、感じることは人それぞれだと思いますが、やはりどうしても受け入れられない方もいらっしゃいますよね。｢その瞳は何を見る｣ぜひ楽しんでください！ (2016年4月3日 18時) (レス) id: be2a84178a (このIDを非表示/違反報告)
りーつぁい(プロフ) - この作品大好きです。作品様はしうちゃんペンさんだったんですね！私はタオさんぺんです笑 でも、今回の件に関してはショックが大きいですよね。新作の方読ませていただきます！ (2016年4月3日 1時) (レス) id: 04b496a474 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きゃっち | 作成日時：2016年3月17日 2時
