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それは知らなかったな…。
頭良いんだろうなとは思ってたけど、先生に期待されてるだなんて。
「ギョンスなら、〇〇大とか△△大とか目指すんじゃないかな？」
「えっ！！？」
「シーッ！ここバスの中！」
「あっ…すいません…」
〇〇大って…。
そんな大学、きっと私がどんなに頑張っても入れないだろう。
オッパがそんなに勉強出来るだなんて…。
「だから多分、これから勉強の時間が増えるとAちゃんとギョンスの時間は減ってっちゃうね。」
「そう、ですね…」
「寂しいと思うけど、理解してやってね？
あいつほんっとーにAちゃんしか目がないからさ。不安にならなくて大丈夫だから！」
へへっと笑うチャニョル先輩。
先輩のその言葉に、胸の奥に引っかかってた小さな不安が溶けた気がする。
チャニョル先輩がそう言うなら、きっと本当だろう。
だってチャニョル先輩はオッパのこと、誰より分かってると思うから。
「…先輩、ありがとうございます。」
「どーいたしまして！」
私がお礼を言うと、チャニョル先輩は嬉しそうに笑った。
…そういえば、オッパ言ってたな。
チャニョル先輩は「ハッピーウイルス」ってあだ名があるって。
ふふっ、本当にその通りだ。
.
チャニョル先輩とわかれてから私も地元のバス停に着くと、丁度オッパからの着信があった。
「もしもしオッパ？進路相談終わった？」
『うん、さっき終わったよ。
Aはそろそろ家に着く？チャニョルと帰ってたんでしょ？』
「あれ？オッパどうして知ってるの？」
『チャニョルから連絡来てた。』
チャニョル先輩、もしかして、オッパを心配させないために連絡してたの？
「ふふっ」
『ん？』
「チャニョル先輩は、本当にオッパのこと思ってくれてるね？」
『なに？いきなり…』
「信頼できる友達って、やっぱりいいね。」
『ははっ、うん。そうだね。』
電話の向こうで、オッパが口をハートにして笑っている気がする。
『A』
「んー？」
『好きだよ。』
オッパの低くて落ち着く声。
私の大好きな声。
口角が上がって、だらしない顔になってしまってるのが自分でも分かる。
「ふふっ、うん！」
やっぱりオッパはすごいね。
すぐに私を笑顔にしてくれるんだもん。
オッパはきっと私の魔法使いなんだ。
そうだよね、チャニョル先輩。
私達には不安になる事なんて、ひとつもない。
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きゃっち(プロフ) - ゆなさん» ゆな様こんばんは。つい先程更新させていただきました！こんな至らない所ばかりの作品を読んでいただきありがとうございます(;_;)またしばらく更新できないのですが、頑張って早く戻ってきます！気長に待って頂けると嬉しいです(^^)コメントありがとうございました！ (2016年12月25日 17時) (
レス) id: a606f2c1a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました^_^凄く続きが気になって仕方ありません。気長に更新されるの楽しみに待ってます。 (2016年11月20日 22時) (レス) id: b00ced6101 (このIDを非表示/違反報告)
きゃっち(プロフ) - りーつぁいさん» りーつぁい様ありがとうございます！そうなんです、Mっ子を毎日必死に追いかけております…←そうですよね、感じることは人それぞれだと思いますが、やはりどうしても受け入れられない方もいらっしゃいますよね。｢その瞳は何を見る｣ぜひ楽しんでください！ (2016年4月3日 18時) (レス) id: be2a84178a (このIDを非表示/違反報告)
りーつぁい(プロフ) - この作品大好きです。作品様はしうちゃんペンさんだったんですね！私はタオさんぺんです笑 でも、今回の件に関してはショックが大きいですよね。新作の方読ませていただきます！ (2016年4月3日 1時) (レス) id: 04b496a474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃっち | 作成日時：2016年3月17日 2時
