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ギョンスside
｢A。｣
近くに行って名前を呼ぶと、｢オッパ！｣と笑顔でパタパタと駆け寄って来てくれた。
｢オッパ〜！何してるの？授業？｣
｢うん、調べもの。
こんにちは、ジョンインくん。｣
そう言うと、ジョンインくんはぎこちなく会釈をして、本棚から一冊抜き出した。
どうやら気を使ってAと話させてくれるらしい。
｢Aは何してたの？｣
｢グループ学習。
文学史調べて皆で発表しなきゃなんだって。
なんで新学期ってグループ学習多いんだろうね？｣
｢きっと新しいクラスに馴染むためだよ。｣
グループ学習…ね。
一緒にいるってことは、ジョンインくんも同じグループなんだ。
｢あ、前髪はねてる。｣
｢え？ほんと？｣
｢うん。直してあげる｣
ほんの少し乱れたAの前髪を撫でて、そのままAのきゅっと頬をつまむ。
｢ははっ、変なかお｣
｢やめて〜｣
Aの後ろでこちらをじっと見るジョンインくんが視界に入る。
頬から手を離して髪の毛を耳にかけてやると、照れながら笑うA。
ジョンインくんが目を反らした。気がした。
｢じゃあベクが待ってるから、もう行くね。｣
｢うんっ、また放課後ね！｣
またねジョンインくん。
と声をかけると、顔だけをこちらに向けて、さっきと同じようにぎこちない会釈をした。
.
｢ほんっと溺愛してるよなー、ギョンス。
っていうかギョンスってあんなことするキャラだっけ？｣
あと意外と嫉妬深いよな、と加えるベク。
貸し出しの手続きを済ませた資料をベクから受け取って図書室をあとにする。
｢いいでしょ、別に｣
｢へっ、リア充め！爆発しろ！！｣
溺愛してる？
嫉妬深い？
違う、不安なんだ。どうしようもなく。
とても好きなのに、愛おしいす思っているのに、どうしてこんなにも怖いのか。
まるで自分が自分じゃなくなっていくみたいだ。
独占的だと言われても、大人気ないと思われてもいい。
俺のとなりにAがいてくれるなら。
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きゃっち(プロフ) - ゆなさん» ゆな様こんばんは。つい先程更新させていただきました！こんな至らない所ばかりの作品を読んでいただきありがとうございます(;_;)またしばらく更新できないのですが、頑張って早く戻ってきます！気長に待って頂けると嬉しいです(^^)コメントありがとうございました！ (2016年12月25日 17時) (
レス) id: a606f2c1a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました^_^凄く続きが気になって仕方ありません。気長に更新されるの楽しみに待ってます。 (2016年11月20日 22時) (レス) id: b00ced6101 (このIDを非表示/違反報告)
きゃっち(プロフ) - りーつぁいさん» りーつぁい様ありがとうございます！そうなんです、Mっ子を毎日必死に追いかけております…←そうですよね、感じることは人それぞれだと思いますが、やはりどうしても受け入れられない方もいらっしゃいますよね。｢その瞳は何を見る｣ぜひ楽しんでください！ (2016年4月3日 18時) (レス) id: be2a84178a (このIDを非表示/違反報告)
りーつぁい(プロフ) - この作品大好きです。作品様はしうちゃんペンさんだったんですね！私はタオさんぺんです笑 でも、今回の件に関してはショックが大きいですよね。新作の方読ませていただきます！ (2016年4月3日 1時) (レス) id: 04b496a474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃっち | 作成日時：2016年3月17日 2時
