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｢嫌だ〜〜！！！！！｣
桜がはらはらと舞い散る校門の前。
ひときわ大きな声で叫んでるセフン。
他の生徒たちが、チラチラと私たちを見ている。
｢はぁ〜！？それはこっちのセリフなんですけど！｣
セフンに対立するように大きな声を出すのは、黒髪になってすっかり見違えたチョア。
｢まぁまぁ。ほら、そんなに大きな声出してたら怒られるよ？｣
｢Aはジョンインと一緒だからいいじゃん〜
チョアと同じクラスなんて嫌だ！！｣
｢っとにアンタ……
あれ？そういえばパンチプどこいったの？｣
｢あ、そういえば……｣
｢あぁ、ジョンインならさっきトイレ行くって言ってたよ｣
｢先に教室行ってよっか｣というチョアの声で、私たち３人は足を進める。
校舎の入り口まで来ると、セフンが｢あ、A｣とニヤニヤした顔で言う。
｢ギョンス先輩、待ってるよ。｣
高２の下駄箱の前で、桜の木を見上げてるギョンスオッパ。
桜に夢中で、まだ私に気付いてないみたい。
ふふ、桜の花びらを追いかけて、オッパの目がキョロキョロ動いてる。
｢ごめん、先行ってて！二人ともまた帰りにね？｣
二人から離れて｢オッパ！｣と呼ぶと、私を見つけたオッパがふんわりと笑う。
｢オッパ、生徒会のお手伝い終わった？｣
｢うん。これでやっと引き継ぎも終わりかな｣
｢ふふっ。お疲れさま、オッパ。｣
｢はぁ、生徒会引退したら受験生だよ。気が重い…｣
二年近く続けてたオッパの生徒会の仕事も、今日の始業式のお手伝いで引き継ぎ終了。
オッパは今日から受験生となる。
勉強が本格的になったら、これからなかなか会えなくなるのかなぁ。嫌だなぁ…
そんなことを考えてると、オッパが桜を見上げながら口を開いた。
｢A。俺の受験が終わったら、ちょっと遠くに遊びに行こうか。
泊まりでのんびり観光とかも、たまにはいいかもね。｣
舞う花びらをキャッチして｢ね？｣と口をハートにするオッパ。
私たちの"これから"の約束をしてくれるオッパは、私を安心させる名人かもしれない。
もしかして、落ち込んでたのばれてた？
｢…うん！｣
私の17回目の春。
二人で見上げた桜は、とても綺麗に私の目に写った。
私はこの桜を、きっと忘れないだろう。
春の暖かな風が『私たちの変化』を乗せて、すぐそこまでやって来ていた。
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きゃっち(プロフ) - ゆなさん» ゆな様こんばんは。つい先程更新させていただきました！こんな至らない所ばかりの作品を読んでいただきありがとうございます(;_;)またしばらく更新できないのですが、頑張って早く戻ってきます！気長に待って頂けると嬉しいです(^^)コメントありがとうございました！ (2016年12月25日 17時) (
レス) id: a606f2c1a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませて頂きました^_^凄く続きが気になって仕方ありません。気長に更新されるの楽しみに待ってます。 (2016年11月20日 22時) (レス) id: b00ced6101 (このIDを非表示/違反報告)
きゃっち(プロフ) - りーつぁいさん» りーつぁい様ありがとうございます！そうなんです、Mっ子を毎日必死に追いかけております…←そうですよね、感じることは人それぞれだと思いますが、やはりどうしても受け入れられない方もいらっしゃいますよね。｢その瞳は何を見る｣ぜひ楽しんでください！ (2016年4月3日 18時) (レス) id: be2a84178a (このIDを非表示/違反報告)
りーつぁい(プロフ) - この作品大好きです。作品様はしうちゃんペンさんだったんですね！私はタオさんぺんです笑 でも、今回の件に関してはショックが大きいですよね。新作の方読ませていただきます！ (2016年4月3日 1時) (レス) id: 04b496a474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃっち | 作成日時：2016年3月17日 2時
