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恋をすると、女の子は本当に大変。
毎朝前髪を巻いて、怒られない程度にメイクして。
特にメイクは、今の季節崩れやすいからも〜大変。
だから朝は、本当に時間がない。
｢A〜！ジョンインくん来てるわよ〜！｣
ほら、もうこんな時間。
急いでリュックを背負って、キッチンにいるお母さんに｢行ってきます｣と言って玄関を出る。
｢ジョンインおはよ〜｣
｢ん〜｣
まだ眠そうな顔のジョンイン。
こんな目の空いてない状態で自転車乗れるなんて器用にも程がある。
｢…なんか、いつもと顔違う。化粧？｣
｢お！わかる〜？
ちょっとメイクかえてみたんだ〜｣
さすがキム・ジョンイン。
今日のメイクは少し乙女チックなのだ。
ほんとすこ〜しだけどね！
そんな小さな違いに気付いてくれたのが何だか嬉しくて、ご機嫌でジョンインの後ろにのる。
｢なんかお前最近変じゃない？髪とか巻いたりしてさ、｣
ジョンインがペダルを踏んで、自転車がゆっくりと動き出す。
｢なによう、いいじゃん別に。
私だって女の子だもんね〜｣
｢…ふ〜ん、あっそ。
あ、俺のシャツに化粧つけないでね｣
｢なっ、つけないよバカ！｣
ぼすっとジョンインの横腹にパンチ入れる。
まったく。
もっと気の効いたことは言えないのか、この男は。
真夏の太陽が、私たちふたりをギラギラと照らす。
あ〜あ、そういえば日焼け止め塗り忘れちゃったな。
日が顔に当たらないように、手で影をつくる。
しばらくそうしてると自転車が止まって、それと同時に頭に何かがフワッと被される。
｢学校ついたら返してね｣
頭に被された正体がタオルだとわかると、またゆっくり、自転車が動き出した。
｢ジョンインありがと〜｣
｢ん〜」
ジョンインの背中にもたれながら｢今日はギョンス先輩と会えるかな〜｣なんて考えた。
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きゃっち(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！！楽しんで頂けるよう頑張ります！！(*^^*) (2016年2月5日 2時) (
レス) id: be2a84178a (このIDを非表示/違反報告)
あい - すごく面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2016年2月4日 22時) (レス) id: a29c81a51e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃっち | 作成日時：2016年1月31日 23時
