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いざ買うとなると、何にしよう？
疲れた時には甘いものだから〜、オレンジジュース？飲むヨーグルト？炭酸のジュース？
ぐだぐだ悩んでると、後ろの人がだんだんイライラしてきたのが分かった。
｢Aの好きなものでいいよ。｣という先輩の言葉を思い出し。いちごミルクとチョコミルクの２つで悩んだ結果
いちごミルクのパックを２つ買った。
テントに戻ると、ジャージに着替えた先輩が
さっきの背の高い友達と話していた。
割って入るのも悪い気がして、ちょっと離れた所でウロチョロしてると、
｢あ！君がギョンスの手伝いしてる子！？そうでしょ！ね！｣
と、私を見つけた先輩の友達が腕をブンブンと回して手招きをする。
さっきも思ったけど、このひとの声の大きさには本当ビックリだ。
｢あ、俺チャニョル！
さっきステージでドラムやってたんだけど見た？見た！？｣
｢あ、はい…｣
ドラムだったんだ……。
正直、先輩しか見てなかったからドラムなんて見てなかった。
なんて言えないけどさ。
｢君がAちゃんでしょ！
よくギョンスが部活で話しててさ〜！｣
｢ちゃにょる！！｣
ギョンス先輩にぎろりと睨まれたチャニョルとかゆう先輩。
あ、シュンとしてる…。なんだか大きなワンちゃんみたい。
それより、いったい私の何の話をしてたんだろう…
仕事が遅くて困るとか？
あぁ、そんなんだったらどうしよう…
勝手に考えて勝手に落ち込む。
｢ほら、チャニョル。次出るんでしょ？もう行きなよ。｣
｢うっわギョンス冷たい！いいよいいよ！もう行くから！
じゃあねAちゃん！次会ったらオッパって呼んでね〜〜！！｣
長い手を千切れるほど振って走っていったチャニョル先輩。
…あ、嵐のような人だ…。
たった数分ですごい体力消費した気分……
｢ごめんね、うるさい奴で。でもいい奴だからさ。｣
そう言う先輩の顔は、すごいやさしい。
本当にいい人なんだろうなぁ。
｢あ！先輩ジュース買ってきましたよ！
好きなものでいいって言われたから、いちごミルク！｣
いちごミルクを受け取った先輩は、さっきよりもやさしい笑顔で、｢ありがとう｣って言った。
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きゃっち(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！！楽しんで頂けるよう頑張ります！！(*^^*) (2016年2月5日 2時) (
レス) id: be2a84178a (このIDを非表示/違反報告)
あい - すごく面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2016年2月4日 22時) (レス) id: a29c81a51e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃっち | 作成日時：2016年1月31日 23時
