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ちょっと休憩しようかって、ふたりで購買にジュースを買いに行くことになった。
放課後の廊下は静かで、グラウンドの方からは部活をしてる生徒の声が聞こえる。
｢そういえば、ギョンス先輩は何か部活に入ってるんですか？｣
｢一応軽音部にね。まぁ、こっちの仕事ばっかで全然顔出せてないんだけど…｣
｢軽音部！｣
ギョンス先輩が軽音部。なんか意外…
先輩もギター弾いたりするのかな？ドラムとか叩いちゃったり？
う〜ん、想像できない…
｢あ、じゃあ先輩もパフォーマンスでるんですか？｣
｢あははっ、僕は出ないよ。当日はアナウンスだからね。｣
なんだ、残念。
でも先輩、確かに前に出て何かするってタイプじゃないかもね。
購買に向かうと、自販機の前に見慣れた後ろ姿の二人組。
｢ジョンイン！セフン！｣
部活着のジョンインとセフン。
二人のところに駆け寄ると、あっちも私の声に気付いた。
｢あ〜！Aだ！なに、委員会？｣
汗だくのセフン。ジョンインも負けないくらい汗をかいている。
さっきまで踊ってたのかな？
｢そうだよ〜ふたりは休憩中？
セフンもジョンインも汗だくだね〜｣
｢うん、そう。Aも飲み物買いに来たの？…っていうか、あの人誰？｣
ジョンインの視線の先には不思議な顔をしたギョンス先輩。
｢生徒会の先輩。いま生徒会の仕事手伝ってるんだ｣
｢ふぅん、仲良いんだ？｣
う〜ん？そう…かな？
でも確かにここ数日で仲良くなったかもしれない。
ギョンス先輩気さくだし、優しいし、面倒見いいしね。
って考えてるとふらふら〜と自販機でジュースを買いにいくジョンイン。
ちょっとちょっと、質問しといて勝手だなぁ。
｢あ、そうだ！
ねぇ、ふたりは部対抗パフォーマンスでるの？｣
｢え！何で知ってるの！？｣
驚いて買ったお茶をこぼしそうになるセフン。危ない危ない。
｢でるの？｣
｢うん、ちょびっとね。ジョンインも出るよ！｣
｢え〜！ジョンイナ、何で教えてくれないのよ〜｣
｢当日言おうと思ったんだよ、驚かせようと思って…｣
別に言ってくれてもよかったのに…。
｢俺らもう戻るわ、休憩終わるし。はい。｣
そういって突然差し出されたジョンインの手には、私の大好きなチョコミルク。
｢いいの？｣
｢ん、どうせこれ買いに来たんでしょ？｣
さすがジョンインだ。
それじゃあって部活に戻る二人を手を振って見送った。
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きゃっち(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！！楽しんで頂けるよう頑張ります！！(*^^*) (2016年2月5日 2時) (
レス) id: be2a84178a (このIDを非表示/違反報告)
あい - すごく面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2016年2月4日 22時) (レス) id: a29c81a51e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃっち | 作成日時：2016年1月31日 23時
