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ジョンインside
｢ねぇ、パンチプ｣
｢いや、そのパンチプって…｣
｢だってパンチプでしょ？｣
当たり前みたいな顔して即答。
確かにパン屋だけども…
この人俺が嫌いなのか？いったい何がしたいんだろう…
ちょっと落ち込んでるとチョアさんが一歩、俺に近づいた。
｢あんた、Aの幼馴染みなんでしょ？
だったらこの先Aを悲しませるようなこと、絶対しないで。｣
茶色がかった瞳が俺を捉える。
この人、こんな真剣な顔するんだ。
｢…どういう意味？｣
｢…別に？Aは妹みたいなもんだから、いろいろ気にしちゃうのよ。｣
｢俺だってAの家族みたいなもんだよ。大事に思ってるよ。｣
そうだ。そんなことは当たり前だ。
何年あいつと一緒にいると思ってるんだ。
それなのにこんな真剣に……チョアさんってどうも掴めない。
Aを大切に思ってるってのは確かだけどさ…。
｢そ。まぁそうよね。
私のことはチョアでいいから。せっかくクラスメートになったんだし、仲良くしましょ。｣
じゃっ、と明るい髪をなびかせて去ってゆくチョア。…不思議だ。
とりあえず認めて貰えたみたいで少し安心した。
｢ちょ、ちょ！ジョンイン！大丈夫だった？なんかされた？｣
用事を終えたセフンが駆け寄ってくる。
｢いや、別に。普通に話してただけだよ。｣
｢ほんとに？脅されたりしなかった？｣
あれは脅し…なのか…？
いやでもAを思っての行動だろうから…
｢ちがうよ。友達思いのいい奴だよ。…たぶん。｣
｢え〜？？｣
納得いかなそうな顔をするセフンをなだめて、Aの席にいく。
｢A、チョア先に帰ったけど、どうすんの？｣
｢うん？私も帰るよ？
あれ、チョアと友達になったの？？｣
｢うん、そんな感じ？｣
認められたってかんじかな。
｢へ〜〜、ふぅ〜〜ん！｣
ニコニコとしながら、そっかそっかって続けるA。
自分の友達に新しい友達ができて嬉しいんだろう、わかりやすいな。
｢ほら、じゃあ行こ｣
｢え？ジョンイン、セフンと帰るんじゃないの？｣
｢帰るよ？どうせ帰り道Aも同じじゃん、一緒に帰ろうよ。
それに、セフンと仲も良さそうだし｣
だから帰ろ、って言うと
ぱぁっと明るい顔をする。やっぱりわかりやすい。
｢うん！帰ろ帰ろ！
セフン！私も一緒に帰っていい〜？｣
ぶんぶんと扉近くにいるセフンに千切れそうなほど腕を振った。
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きゃっち(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！！楽しんで頂けるよう頑張ります！！(*^^*) (2016年2月5日 2時) (
レス) id: be2a84178a (このIDを非表示/違反報告)
あい - すごく面白いです！これからも更新頑張ってください！ (2016年2月4日 22時) (レス) id: a29c81a51e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きゃっち | 作成日時：2016年1月31日 23時
