(私の中での)最強のごまかし方【名探偵コナン】

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時は流れ私は現在10歳である。


今は両親と海水浴場に来ているわけだが。


めっちゃ見たことあるねここ。

気のせいかな？気のせいだといいな。


将来のFBI捜査官と将来の高校生探偵らが会うところじゃね？


いやいや、ないない。だって少し周りを見渡してみたけれどそれらしき人物居ないし。


まあ少しだけだからあれだけど。


大丈夫！！今まで会わなかったんだから！！！


きっと大丈夫よ！！！うん！！！！！！！！！



「Aちゃん？」


『お母さん。』


「もうパパ行っちゃったわよ、私たちも早く行きましょ！」


『うん』



ぼーっとしていた私を心配して戻ってくれた母と一緒にすでに海に向かっていた父を追いかける。


ちなみに私より両親のほうがはしゃいでるのははたからみてもわかると思う。


だって私真顔だもん。


いやね、言い訳をさせてほしい。言い訳ってほどじゃないんだけど。


両親のラブラブっぷりを10年も見てきてるのよ。


そして私の精神年齢33。


真顔にもなるわ。うん。仕方ない仕方ない。



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「っはー、楽しかった！」


「うん、ほんとに楽しかったね。Aも楽しめた？」


『…うん、楽しかった。』


「Aちゃんーー！！！」


『くるしいよ、お母さん。』


「だってAちゃんがかわいいんだもん！」




私も人間だからね、楽しいときは笑顔にもなるよ。

つねに真顔ってわけじゃないから安心してね。



前世の家族も大好きだけど、今世の家族も大好きだなあ。




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ちなみに翌日、この海水浴場で車が落下して人が一人死んだらしい。

その死んだ人は時計を盗んだ人で、もう一人の共犯者はその海水浴場で捕まったそうだ。



聞き覚えのある話なんて私知らない！



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