賭けに負けたので、ぶりっ子演じます。

第３０話 ページ33

椿side


及川先輩に頭ポンポンされた
及川先輩に頭ポンポンされた
及川先輩に((
(心の中は荒れてるけど、真顔です)


及川｢椿ちゃん〜｣


別に顔目当てで好きになったわけじゃないけど、あんなに顔面偏差値高い顔が近づいてきたら、死す！！無理！！！
(大事なことなので2回言います。全て真顔です)


及川｢椿ちゃんー｣


もうダメだ。尊い。尊すぎて幻聴まで聞こえてきた。


及川｢椿ちゃん！｣


椿｢ｯ！
え、あ、はい！！なんですか！？｣


及川｢すっごい意識飛んでたけど、大丈夫？｣


貴方のせいで飛んでたんですけどね！


椿｢大丈夫です。
それより、突き指かなにかしたんですか？｣


及川｢あ、ううん。
そういうわけじゃないんだけどさ、お礼言いたくてさ！

今日アドバイスありがとね！椿ちゃんの言う通りにしたら、岩ちゃんとめっちゃ息合ったよ！さすが俺と岩ちゃんだよね！！まあ、椿ちゃんのおかげだけど！
俺、椿ちゃんの事誤解してたけど、全然そんなことなかったね！いいマネージャーだね！
じゃあ、これからもよろしく！｣


じゃあね、と言って及川先輩は練習に戻って行った。


椿｢｣(←フリーズ中)


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


椿｢私も美波と同じような出来事だったんだけど…
もうやばかった…、ニセの笑顔じゃなくてホントの笑顔見せてくれたし、最高だった…｣


里奈『おー！二人とも結構進展してるね！』


美波｢里奈ちゃんが協力してくれてるおかげだよ〜！｣

椿｢そうよ。里奈、ありがとう｣


里奈『いえいえ！
私も好きでやってるんだし、気にしないで！
じゃあ、コンビニ寄って、祝いとしてなにか奢ってやろう！』


美波｢じゃあ、ハーゲンダッツにしよー！｣

椿｢私も｣


里奈『容赦ねえな…』

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