賭けに負けたので、ぶりっ子演じます。

第９話 ページ11

里奈side


里奈『み、美波ちゃん？

ど、どうしたのぉ〜…？』


ヤベぇ、聞かれてた？
まさかの聞かれてた？？


美波「…ぶりっ子やめていいよ。」


まさかの聞かれてたー！！


美波「私も演じてるから…」







里奈『…え？』


美波ちゃんも演じてる？
どういう事？


美波「…私、中学の時は、こんな性格じゃなくってめっちゃ暗かったの…

友達も居ない、誰とも会話出来なかったから


高校デビュー！と思って、
髪型も変えて、ちょっとメイクしてみたんだけど…



自己紹介の時、噛んじゃって…
それ以来、山風さんにヒロインって言われるようになって…」


里奈『え、ちょっと待って！

それだけでヒロインって呼ばれたの！？』


ありえんくね！？


美波「…後、男バレに入って、
優しくしてもらっててそれを見た山風さんが

「ヒロイン確定だ…」
って言ってるの聞こえちゃって…」


うおぅ…


美波「それから、友達もまた、出来なくなっちゃって、私を優しくしてくれるのが男バレの皆さんだけになっちゃったの…


それで、男バレファンの皆さんから目をつけられて…

今、この状況です…泣」


…大変だったな、美波ちゃんも…


里奈『そっか…

でも、大丈夫。
私と友達でしょ？美波ちゃんは。

だから、もう大丈夫だよ！
椿ちゃんから、守るから！

あ、でも流石に、部活は一緒じゃないよね？」


美波「…えっと…それが…」


oh......一緒なのかい。


美波「それでなんだけどね。







…里奈ちゃんも、マネしない？」

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