隠している気持ち ページ6
《岡本信彦》
子供達と別れてから看護婦を捕まえて、江口との関係を教えて貰おうとした。
看護婦「病院内では口止めされている件なので・・・」
木村「少しだけでもいいんです！！！涙」
看護婦「それはちょっと………」
？「僕が言うんで貴女は仕事に戻って下さい」
看護婦「先生……」
担当医「僕は拓也の担当医の"石口"と言います。少しだけ昔話でもしましょうか」
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担当医「拓也は……小さい頃から体が弱く入退院を繰り返してたんです。
あの子の親は、遠方なのでお見舞いもあまり来なくて寂しがってた拓也を暖かく迎えたのが,,,僕達や小児科の子供達です。拓也も大人になるにつれ体も丈夫になり、処方薬だけで凌いできました。」
木村「じゃあ、江口が倒れた時緊急手術なんてしたんです？！」
担当医「そ、それは………」
岡本「再発……って事ですか？」
担当医「・・・・」
岡本「治りますよね,,,！」
担当医「,,,すみません。会議があるのでｯｯｯ」
岡本「ち、ちょっと！」
----良平さんは拳を握りしめて泣いていた。
木村「な、んでだよ！泣なんで、あいつがｯｯｯ！！どうしてだよｯｯｯ!!!」
？「良,,,平さん？」
木村「江,,,口？おぉ！どうした子供達は大丈夫なのか？」
江口「すみません……」
岡本「いやいや急に謝られても……」
江口「すみません…話したいことがあるのでKiramuneメンバーに言っといてくれませんか？」
木村「はは！まさか、辞めるとか言わないもんな？俺達ユニット組んで7周年になるんだぜ？声優の仕事だって増えてきてっから,,,」
----そんな良平さんのよそに、江口の顔は真剣だった…。
江口「僕は…声優も歌手活動も辞めようかと思います。
これは、先生と僕が決めました。事務所にもさっき連絡しました。だから----」
-----------ﾊﾞｼﾝｯ!!!
良平さんは江口の頬っぺたにビンタした
木村「そうかよ……お前は俺達の意見を無視して"辞める"んだな？分かった。浪川さん達にも言っておくわ・・・・見損なったわ」
岡本「・・・病人は早く病室に戻りな」
僕と良平さんは病院を後にKiramuneレーベルへと足を運んだ
その時の江口の表情や声は、僕達には届いていたらきっと江口は少しでも助けられたかもしれない。
----江口「ありがとう。さようなら」
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作者名：獅亜 | 作成日時：2018年9月22日 16時
