従兄弟の旦那さん！

番外編：嫉妬 ページ42

江口side


今日のAはやけに変だ。
俺の方をチラチラ見て、わざとらしく
俺が嫉妬するような事をする。


なんなんだよ…俺の事嫌いになった…？

いや…そんなはずは…
でも…最近、触れてない気がする。

俺が抑えすぎたのがダメだった？
結婚してるって言うのに独占欲が高まって…

悶々と考えていると


｢収録始めまーす｣


と、監督の声。
切り替えなきゃ…


｢お疲れ様です〜｣


いつの間にか終わっていた収録。
楽しそうに話せただろうか…。


チラリとAの方を見ると
また、楽しそうに良平さんやうぃんぐさんと話している。
なんなら、良平さんには頭まで撫でられて…

モヤモヤとする感情が爆発しそうだった。

しばらく我慢していたけれど
やっぱり無理だ。


江口｢A。｣

『え、ちょ…』


思わずAの手を取って、彼女の荷物を持って


江口｢お疲れ様です。こいつ連れて帰ります。｣

『あ、え、お、お疲れ様です！』

木村、代永｢おつかれ〜。｣


Aが話しかけてくるのを無視して
手を引っ張り、俺の車に乗せる。


先に口を開いたのは彼女だった。

番外編：嫉妬→←番外編：嫉妬

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す