79話 ページ24
江口side
今日、本当は昼からキラビの予定だったんだけど
収録って言うのとAがつわりだという
理由で監督さんと良平さんとうぃんぐさんが
「帰ってあげなさい」
そう言ってくれたので帰ってきてみると
案の定、Aは辛そうにトイレにこもっていた。
俺に出来ることなんてほんとに何も無くて
代わってあげられるなら代わってあげたい。
だけどそんなこと出来るはずもないから
そばに居るだけ…何も出来ない自分が情けない。
それに、辛いだろうに
『大丈夫…』
なんて嘘をつくから気を使わせてしまっていることに
また悔しくなる。
しばらくして、少し楽になったのか
顔色が徐々に元に戻ってきた。
それで、立てないであろうAを抱き上げると
今までより少し重たくなっていた。
その時、あぁ…この子の中には今俺達の子がいるんだ
って改めて思った。
そっとベッドに下ろすと
『ありがと』
と微笑む。
そんな姿が愛おしくて…
江口「辛い時は辛いって言って。
帰って来れる…とは言いきれないけど
なるべく早く帰るし助けられるとこは助けるから。」
そう言いながら彼女の頭をそっと撫でる。
すると彼女は安心したようにすっと眠りについた。
それを確認して俺は
「辛いよね…ありがとう。」
そう一言言った。
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りさ - 初めまして!お話読ませてもらいましたが、めっちゃキュンキュンしました!機会があれば一緒にリレー小説を占ツク以外でやりたいです!頑張ってください! (2019年3月1日 20時) (レス) id: 41b914f6ac (このIDを非表示/違反報告)
あいな(プロフ) - ? 。さん» コメントありがとうございます!短編集...確かに面白そうです!考えておきます! (2019年2月21日 18時) (レス) id: 15d5c24313 (このIDを非表示/違反報告)
? 。(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく拝読させていただいております^_^ストーリーとか別にこの作品の短編集とか読みたいです^_^ (2019年2月21日 7時) (レス) id: 53ade05bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいな | 作成日時:2019年2月15日 2時