従兄弟の彼氏さん！

50話 ページ26

私の出番はこれで終わり…
なんて思ってたら緊急事態です。
Trignalの｢Darling｣で出ていくはずの
信彦さんが鼻血を出して止まるまで
出れないとのこと…
急遽代理を探す羽目になったのですが、

スタッフ｢誰か代理で出てくれませんか？｣

全員(雅野以外)｢みー/A/みやくん/Aちゃんでしょ。｣

『え？は？なんで？！』


全員が納得したように私を見るじゃないですか…


神谷｢みやくん。頼むよ。｣

『え？えぇ？！』

柿原｢みーしかいないじゃん？｣

『…徹也さんが言うなら…』

全員(ちょろっ！！！)


徹也さんが言うなら仕方がない。


『スタッフさ〜ん！着替えた方がいいとかあります？』

スタッフ｢ありますあります！こっち来てください！｣

『は〜い』




『え、嘘でしょ…』


スタッフさんに連れられ楽屋へ…
まさかまさかの私の天敵。


『スカート…。』


PANORAMASODAを歌うまでに
2回衣装チェンジをしたけど両方パンツだった。

正直、履くのは気が引けるが仕方ない。
てゆーかこれ…この格好で拓くんの前に…？！
もう…仕方ないやけくそだ。




『うぅ…徹也さ〜ん…』

柿原｢なに…っははは笑笑…スカート笑｣

『うぅ…これで拓くんの前行くんですかぁ？』

柿原｢まぁ、仕方ないよな笑｣

『もぉいやぁぁぁぁ…』

柿原｢大丈夫。似合ってる。｣

『ほんとですか…？』

柿原｢嘘は言わないよ？｣

『ありがとうございます。』

スタッフ｢雅野さん！そろそろです！｣

『あ、はい！』


この後ステージ上であんなことが待っているなんて
知りもしない私でした。

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