03 ページ4
モトキくん達が家を出て少しだったところでモトキくんから
《今、シルクと病院ついた〜》
と送られてきた。
私はただ重い病気とかじゃないことを願いながら
《了解！結果出たら教えてね》
とだけ返し、携帯を置いた。
なんで、急に私のことを忘れてしまったのだろう。
考えても考えても出てくるのはやっぱりあの時のシルクの顔で────
「お前誰だよ」
『シルクっ…』
私は静かに涙を流した
暫くして私の携帯が鳴った。
もちろん相手はモトキくんで、
《今終わったよ。行っても平気？》
直接話したいなんて、シルクはどうしたんだろう…
断る理由もなく、検査結果も知りたかったのですぐに返事をした
《待ってるね》
それから10分後くらいに
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
モトキくん達が来たことを知らせる音が鳴った。
『どうぞ、』
「あ、ありがとう。ごめんね、」
『平気だよ、お茶もう用意してあるから』
私はすぐ話が聞けるように既にお茶を用意していた。
それを分かってくれたのかモトキくんは話し始めてくれた
「あのね、シルク、忘愛症候群。なんだって」
『忘愛症候群…？』
私は聞いたことない病名にただ目を見開くしかなかった
「うん、なんかシルクが心から愛してる人のことを忘れて拒絶しちゃうんだって。ね？今のシルクでしょ？」
『えっ？愛する人だけを…？』
それはシルクが私のことを愛してくれてるってこと。
普通は喜んでいいはずなんだけど…
『治る方法とかないの…？』
「一応ある分にはあるんだけど…」
『なに？教えて？』
「実は、それh「愛する人の死なんだ」
『えっ…？』
「ちょ！ぺけ！」
愛する人の死…？
ということは、私が死ねばシルクは全て思い出す？
そういえば、今シルクは…？
『そう。ねぇ、今シルクはどこにいるの？家？』
「シルクは入院してるよ」
『えっ、入院？』
なんで入院する必要があるんだろう。
どこも悪いわけじゃない、ただ1人を忘れているだけなのに。
「なんで入院？って思ってるでしょ。俺達も思って聞いてみたんだ。そしたら「私達医者もこの病気についてはよく分かってないんだ。だから何が起こるかもわからない。一応の入院だ」だってさ」
「別に何するわけじゃないんだろうけど、シルクにとってはストレs「ぺけ。これ以上いうな」
『入院…ストレス…』
確かにシルクにとって入院は自由を奪われる…
なら私が…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
花(プロフ) - みさん» 約束しますね！いつかは分かりませんが絶対戻ってきます (2018年3月15日 20時) (
レス) id: fc4c1777d4 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - なつきさん» ありがとうございます！ (2018年3月15日 20時) (レス) id: fc4c1777d4 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - Miyuさん» そういって貰えてすごく嬉しいです！ありがとうございます (2018年3月15日 20時) (レス) id: fc4c1777d4 (このIDを非表示/違反報告)
み - 絶対戻って来てください (2018年2月18日 19時) (レス) id: b0a97ae40e (このIDを非表示/違反報告)
なつき - はい！いつかまた戻ってくるのであれば、絶対に読みます！今までお疲れ様でした。 (2018年2月16日 10時) (レス) id: 14f4fcaf5e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：花 | 作者ホームページ：http://uotami
作成日時：2018年1月28日 12時
