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「……えっ?」
動画も終わりに近づいてきた頃、急にある場所が発光し出したのだ。…丁度、不法侵入者が立っている所から。
その光は段々と大きくなり、間もない内に消え去った。そして、その発光していた場所にいたのは……間違いなく、私の目の前にいる不法侵入者だった。
彼はフローリングの上に寝そべっており、すぐに起き上がったかと思うと、辺りをきょろきょろと見渡しだす。
やがてそれが落ち着いた所で、私が帰ってきた。そこで動画は終わっていた。
「……は…?」という間の抜けた声は寸でのところで抑えた。何度か頬をつねってみても、痛みを感じるだけで目の前の現実は変わらない。そう、これが現実なのだ。
彼が玄関を通らずとも、リビングにいた訳。それが今ここで証明されたのだ。…普通では考えられない出来事が起こって。
つまり彼は空き巣ではない。そうと分かった瞬間、緊張がシャボン玉のようにパチンとはじける。良かった、なんて心底思いながらも、目の前にいる彼を見据えた。
…普通の人なら、この状況で彼をどう思うのでしょうか?
気味が悪いと不審がる?胡散臭いと鼻で笑う?有り得ないと虚勢をはり続ける?
だけど私にはそんな感情よりも、興味と好奇心で溢れていた。ほら、今だって心臓がバクバクと激しく脈うってる。
でも流石に不躾に見すぎたのか…彼は「どうかしましたか?」と怪訝そうに尋ねてきた。
私は問題の部分までを巻き戻した監視映像を見せるために、彼に近づく。
最初は「何だ?」と少し警戒の表情を見せられたが、私が何もしないと悟ったのか、表情が段々と緩んでいった。
「これ、見てください」とだけ言って、携帯の画面を見せてから、再生ボタンをタップした。
徐々に彼の目が見開いていく。そして再び私の携帯が奪われるまで後、3、2、1……。
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美華 - 更新頑張って下さい!続き待ってます! (2017年5月11日 20時) (レス) id: c90045752e (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫ラピスラズリ - 凄く面白いですね!続き、とても気になります!これからも頑張ってください!! (2017年1月29日 7時) (レス) id: 54b8368fd9 (このIDを非表示/違反報告)
皇 - 続きとても気になるです!更新頑張ってくださいね♪応援してます! (2017年1月5日 21時) (レス) id: 00707a52c1 (このIDを非表示/違反報告)
都 - 初めまして。都です。いきなりですいませんが、この作品、とっても面白いです。文章が、読みやすく、具体的で素晴らしいと思います。ぜひ、これからも頑張って下さい!応援しています! (2016年12月18日 9時) (レス) id: 94bc634eba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リッタ | 作成日時:2016年11月23日 22時