【名探偵コナン】4人暮らし

<12> ページ13

……いや、いやいやいや、いやいやいやいや！！！

この人は何を言ってるんですか？別の世界から来た？それを信じろと？

思わず自分の置かれている立場も忘れて、彼に言いかけた軽蔑の言葉を呑み込む。……彼の表情が真剣そのものだったからだ。

……本気で言っているんです…か？

ゴクリと息をのみ、おそるおそる私は、ある質問を彼に投げ掛けていた。

「……それを、証明するものは…あるんですか？」


「それは…」と口ごもり、彼は表情を曇らせた。 意地悪をして聞いた訳じゃない。ただ…証明できれば、信じてもいいかもしれない。良く言えば、そう…ただの私の興味だ。

『別の世界から来た』そんな突拍子で馬鹿げた話を信じようとするから、私は友人に「変わり者」だと言われるのかもしれませんね…なんて考えていると、あることを閃いた。

彼が本当にただの空き巣犯なのか、はたまた別の世界から来た、異邦人なのか。それを証明できるかもしれない唯一の方法を。

ふぅ、と息を吐き出して、携帯を弄りだした瞬間、目の前で揺れ動く影。その影に向かって「通報なんてしませんよ」と一言付け足してから、あるアプリを開いた。



ーーーーー
安定の無理矢理感。
あ、皆さんメリークリスマスです。

本当はクリスマスの番外編を書きたかったのですが…「本編を進める方が大事じゃね？」ということを思い出して断念致しました。誠に申し訳ございません…。

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