指名 ページ8
.
『暇だねぇー…』
「A〜一応授業中〜」
交流会から数日、今は(一応)授業中
あたしの独り言にゆるーくツッコミを入れた五条先生は教卓に座っている
おい、そんなとこ座っていいのか教師
『だってプリント配られただけじゃん』
「てか五条先生これなに？」
悠仁が疑問に思うのも仕方ない
配られたプリントには
《
「だって今週の座学の範囲終わっててやること無かったんだもん」
「自習でいいじゃないですか」
「それじゃつまんないじゃーん！」
紙の無駄だろ、地球に謝れ
野薔薇ちゃんなんかでかでかと「ない」って書いて寝てますよ
起きてるだけ褒めてよ
と、時計に目をやる
あと10分もある…
すると、どこからかバイブ音
ポケットからスマホを出したのは五条先生だ
ディスプレイを確認すると
「プリントやっててねー」
と言って教室から出ていった
もう終わりでいいじゃん
『恵〜、あたしの分も書いといて』
「あると思ってんのか」
『ないね』
「なら言うな」
悠仁は唸りながら頑張って書いてるよ、偉いね
暇だしあたしも寝よう
そう思い机に突っ伏そうとしたとき
＿＿＿＿ガラッ
「A、これから任務、ご指名だよ」
『げ…』
「ちゃちゃっと祓ってきて〜」
なんだそのちょっとコンビニ行ってきて〜みたいなノリは
『んじゃ、行ってきますわ』
「おー、気ぃつけてな！」
「あぁ」
起きていた2人にそう告げ、あたしは教室を出た
『で、なんであたしなんですか』
先に廊下に出ていた先生に聞く
「んー、詳しい情報がおりてきてないんだよね」
『え、何それ』
それでなんであたしなの？
「上のご指名なんだけど、なーんか嫌な予感がするんだよね」
『え、この間みたいなのは嫌ですよ』
以前の狗巻先輩との任務を思い出す
あんなのはもうゴメンだ
「ま、A強いし、大丈夫でしょ」
『その適当なのどうにかなんないんですか』
「えー僕はいつでも真剣だよ？」
はいはい、と受け流しながら校門に向かおうとする
『(どうせまた伊地知さん待たせてんでしょ)』
すると突然
「なんかあったらすぐ連絡してね」
先程までとは違う声色に思わず振り返る
目隠しをしていても分かる真剣な顔
心の準備はしておけってことかな？
『大丈夫ですよ先生、
あたし強いんでしょ？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 752人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
珠月(プロフ) - 萌歌さん» そんなあなたが神です！(？)前回に引き続きコメントありがとうございます嬉しすぎます\( *°ω°* )/ (2022年3月9日 20時) (
レス) id: ba98b33905 (このIDを非表示/違反報告)
萌歌 - 棘君なんかかわいいしかっこいいし主人公、かわいすぎるしもう最高超えて神です (2022年3月6日 10時) (レス) @page21 id: 29dfa18fe4 (このIDを非表示/違反報告)
珠月(プロフ) - 明日羽さん» ありがとうございますぅ( ;ᯅ; )そう言っていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです!! (2022年1月29日 22時) (レス) id: bbd378e802 (このIDを非表示/違反報告)
明日羽(プロフ) - 控えめに言って最ｯｯｯｯ高ﾃです!! (2022年1月29日 20時) (レス) @page45 id: 27c3def8c6 (このIDを非表示/違反報告)
珠月(プロフ) - ひなさん» 貴重な睡眠時間を！！！ありがとうございます！！！！ (2021年6月19日 7時) (レス) id: 6b18f29148 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：珠月 | 作成日時：2021年4月11日 23時
