一息 ページ5
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「おぉ！A！お前どこいってたんだよ！」
『五条先生に拉致られてました』
「吹っ飛ばされてから姿が見えないって心配してたぞ、特に棘」
…なんでちょっとニヤついてるんだろう
パンダのくせに
「棘も人の心配してる場合じゃねぇのにな」
『狗巻先輩怪我してるんですか？！』
思わず食い気味で聞いてしまった
「まぁ、ちょっと無茶しただけだ、今は飲み物買いに行くとか言ってたぞ」
「そうですか…」
「俺は恵んとこ顔出しに行くけど、Aは棘に顔見せてやれよ」
『恵は、他のみんなは大丈夫なんですか？』
「あぁ、治療も終わってるし大丈夫だ」
パンダ先輩の言葉に少し安心した
五条先生も大丈夫とは言ってたけどあの人は信用ならないからな…
『じゃあ、恵にあたしは元気だよって伝えといてください』
「はいよ〜」
ヒラヒラと手を振るパンダ先輩を見送り
飲み物買いに行ったってことは自販機辺にいるかな
そう思い廊下を歩き出した
交流会どうなるんだろう…
なんて考えているうちに目的地に着く
『あれ、狗巻先輩いないな』
もうどこか移動しちゃったのかな、と校舎の中へ戻ろうとした時
『ひゃっ？！』
突然頬に冷たい何かが触れた
振り向くと、あたしが探していた人物
『狗巻先輩！』
いたずらっ子のような顔をした先輩が立っていた
そしてその右手には先程あたしの頬に付けられたであろう飲み物
『先輩、体大丈夫なんですか？』
「じゃげ」
『うわ、全然大丈夫じゃなかった』
思わずそう言うと何故かケラケラ笑い出す先輩
いや、笑うとこじゃないでしょ
なんて思っていると先輩が右手の物をあたしに差し出す
『くれるんですか？』
返事の代わりにこくんと頷く先輩
『ありがとうございます』
手渡された缶には"ミルクティー"の文字
なんか前にもこんなことあったな
その時は温かいやつだったけど
『(ん、てかこれ狗巻先輩が飲むやつじゃ…？)』
なんて思ったが
ベンチに座っている先輩はもうひとつ缶を持っている
2本買ってたのかな？
と疑問に思っていると先輩が自分の隣をぽんぽん叩いている
隣に座りながら思わず
『なんか前にもこんなことありましたよね』
と狗巻先輩を見ると薄紫を細めてくれた
そしてズボンのポケットからスマホを取りだしなにやら打ち込み始めた
ディスプレイを見せられる
「"あの後、大丈夫だった？"」
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珠月(プロフ) - 萌歌さん» そんなあなたが神です！(？)前回に引き続きコメントありがとうございます嬉しすぎます\( *°ω°* )/ (2022年3月9日 20時) (
レス) id: ba98b33905 (このIDを非表示/違反報告)
萌歌 - 棘君なんかかわいいしかっこいいし主人公、かわいすぎるしもう最高超えて神です (2022年3月6日 10時) (レス) @page21 id: 29dfa18fe4 (このIDを非表示/違反報告)
珠月(プロフ) - 明日羽さん» ありがとうございますぅ( ;ᯅ; )そう言っていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです!! (2022年1月29日 22時) (レス) id: bbd378e802 (このIDを非表示/違反報告)
明日羽(プロフ) - 控えめに言って最ｯｯｯｯ高ﾃです!! (2022年1月29日 20時) (レス) @page45 id: 27c3def8c6 (このIDを非表示/違反報告)
珠月(プロフ) - ひなさん» 貴重な睡眠時間を！！！ありがとうございます！！！！ (2021年6月19日 7時) (レス) id: 6b18f29148 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：珠月 | 作成日時：2021年4月11日 23時
