スリー・テレンツ (ページ4)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:124 hit

才能発揮　源　弓月編part2 ページ4

弓月
「テメェ……誄に何しやがんだぁああああ！！！！」

そう叫んで、弓月はアイスの入った袋を持ちながら足で学生Bを蹴飛ばす。
学生Bは大きく吹き飛び、ゴミ袋置き場に突っ込んだ。

学生A
「は！？何が起こって…！？」

弓月は学生Bを蹴飛ばした後、振り向き学生Aに向かって歩き始める。

学生A
「ちょ、ちょっと待てよ…！俺はこいつと関係n…」

学生Aが言い終わる前に弓月は学生Aの頭を掴み、学生Bが突っ込んだゴミ袋置き場へと投げる。
学生Aと学生Bはお互い頭をぶつけ、気を失ってしまった。

弓月
「ふー、やっぱ美人ちゃんの誄を1人にする訳にはいかなかったな！」

海斗がコンビニの入り口から出てきて、いち早く誄の元へ走った。

海斗
「誄…！よかった、大丈夫だった…？」

弓月
「海斗が気づいてくれなきゃかなり危なかったなー！俺の足で追いつけてよかったぜ！」

海斗
「うん、ありがとう弓月。誄、怪我はない？」

海斗が誄の方へ振り向くと、誄は何事もなかったかのように家の方へ歩き始めた。

誄
「…何やってるの、2人共。早く行くよ」

海斗
「……誄は相変わらずだね。それじゃあ行こうか、弓月。」

弓月
「おう！アイス3人分買ったから、食べながら帰ろうぜ！」

弓月は袋から2人分のアイスを取り出すと、海斗と誄へ投げた。

誄
「っ…！弓月、危ない。それに私いらないって言ったのに…」

弓月
「仲間外れなんて寂しいだろー？コーヒー味だから！」

弓月はコーラ味、海斗はソーダ味、誄はコーヒー味だ。

誄
「………」

誄は何も言わずにちろちろ食べ始めた。でも、表情は嬉しそうだ。

弓月
「ははっ！誄相変わらずおもしれー！」

弓月は2人と肩を組み、家へと歩き始めた。