- 104 . ページ4
･
体育館から教室に戻るとお客さんもそっちのけで
クラスの子達が一点に集まっていた。
『何してるの』
「あ、Aちゃん。岸くんが軽音部とライブやるって知ってた？」
『そうなの？全然知らなかったよ』
そんな会話の中でふと優太と目が合って
優太の浴衣姿は何度見ても心臓をうるさくさせる。
「じんの舞台どうだった？」
『良かったよ、紫耀が笑い作ってた』
「ハハ！あいつらしいな！」
『そうだね』
クラスの子に囲まれて沢山の目がある中で、
優太は急に黙ったかと思えば
真面目な顔して目線を下に落とした。
『優太？』
「‥‥‥あのさ。」
『うん』
「俺このあと、中庭でライブやるんだ。見にこれる？」
『でも射的の店番が‥』
「私暇だから代わる！Aちゃん行ってきなよ」
『あ、ありがとう。じゃあ、行こうかな』
「うん。ありがとう。それで今日の帰り、教室にいて欲しい。話したいことがあるんだ」
息が止まるような発言。
周りにいる子も茶化すことなく私の返事を見守っていてくれる。
『うん。分かった』
この答えにやっと笑った優太に周りが盛り上がって
やめろ、なんて言ってるくせに楽しそうなその姿に
自然と笑みが零れていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 511人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
エル(プロフ) - 初めまして。完結おめでとうございます。このお話すごくキュンキュンさせてもらいました。その後の2人も見たいです！ (2019年9月25日 8時) (
レス) id: d814e1e955 (このIDを非表示/違反報告)
名無し2580号(プロフ) - はあ切ない (2019年9月23日 19時) (レス) id: 0efd09d6a0 (このIDを非表示/違反報告)
きゅん(プロフ) - 移行おめでとうございます！いつも素敵なお話を届けていただきありがとうございます！応援しています！ (2019年9月22日 22時) (レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)
えりな(プロフ) - 初めまして。このお話しが大好きで、シリーズ最初から何度も読み返しています。いつも優しくて穏やかなじんくんが、たまにちょっと強引になるところが一番キュンキュンします。最後まで更新楽しみにしています！ (2019年9月22日 13時) (レス) id: fb1ae61a76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みょん氏
| 作成日時：2019年9月22日 11時
