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真冬の遠い空に白い野球ボールが弧を描いて
私の頭上を通り過ぎた。
「紫耀の下手くそおおおお！」
「ごめんって(笑)Aもごめん！」
ボールを投げた本人の紫耀は
相変わらず謝る気があるのかないのかヘラヘラと笑っている。
真冬に少しくらい走るのは、まあ良しとする。
そう思いながらかじかんだ手でボールを拾った。
「ごめん、遅くなった」
「じん！おっせーぞ！」
「ごめんって、」
遅れて来たじんくんは私を見て笑う。
『遅れた理由の事情聴取に入ります』
「おねしゃすっっ！！！」
『何故、遅れたのですか？』
「別に？」
「告白されたんでしょ？」
「また紫耀は‥‥」
紫耀の発言にじんくんは眉を下げて呆れた顔した。
『また？相変わらずモテますね』
「まあ、岸くんよりはモテるかな」
「なに！？俺はモテなくていーんだよ！」
さっきからずっとずっとずーーっと煩い優太は私の彼氏。
「俺にはAがいるからな！！」
文化祭の日から2ヶ月後の冬休み真っ只中の今。
寒さに身が凍りそうなのに顔は熱くなった。
「はいはい、惚気はいいから再開しよー」
「紫耀！お前のミスのせいで止まったんだからな！！！」
私達4人は今でも飽きもせず公園でキャッチボールをしている。
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エル(プロフ) - 初めまして。完結おめでとうございます。このお話すごくキュンキュンさせてもらいました。その後の2人も見たいです！ (2019年9月25日 8時) (
レス) id: d814e1e955 (このIDを非表示/違反報告)
名無し2580号(プロフ) - はあ切ない (2019年9月23日 19時) (レス) id: 0efd09d6a0 (このIDを非表示/違反報告)
きゅん(プロフ) - 移行おめでとうございます！いつも素敵なお話を届けていただきありがとうございます！応援しています！ (2019年9月22日 22時) (レス) id: 024a42f5a5 (このIDを非表示/違反報告)
えりな(プロフ) - 初めまして。このお話しが大好きで、シリーズ最初から何度も読み返しています。いつも優しくて穏やかなじんくんが、たまにちょっと強引になるところが一番キュンキュンします。最後まで更新楽しみにしています！ (2019年9月22日 13時) (レス) id: fb1ae61a76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みょん氏
| 作成日時：2019年9月22日 11時
