- 100 . 移行 ページ50
・
お母さんに頼まれてあのスーパーに行くといつも優太に会う。
けど今回はそんなことに期待はしない。
この時間、優太は紫耀とじんくんとあの公園にいるはずだからだ。
ダラダラと歩くスーパーまでの道のり。
優太に手袋を片方借りたあの公園もあっさり通り過ぎた。
スーパーの中は真夏と違って寒さを感じるほどで
ここでも季節の移り変わりを身を持って思い知る。
「A?」
そう声をかけられたのは、
スーパーの中でも、家の前でもない。
行き道では通り過ぎたあの公園に差し掛かった所だ。
そこに優太はいた。
「今電話掛けようとしてたんだ。すげー!運命かな」
『なんでいるの』
「え?あぁ、紫耀が用事あって早目の解散になったんだよ」
『そっか。じゃあ忙しいから行くね』
「ちょっと待って、そこの公園で話せないか?10分!いや 5分!‥少しでいいからさ」
『‥‥少しなら』
「よっしゃ、荷物貸して!持つよ!」
『軽いからいい』
「遠慮すんなよな。まあいいや、ベンチ‥じゃなくてあっちにあるブランコ座ろうぜ!」
少しだけ、ってそう言ったのに
はしゃいでブランコに座った優太が
その隣に座った私を満足そうに見ているのが横目に見えた。
「寒くない?」
『大丈夫』
「良かった!」
『話って何?』
「おん‥謝りたくてさ。」
軽く漕いでゆらゆらと動くブランコの上で優太は寂しそうに笑った。
620人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みずき(プロフ) - みょん氏さん» すみません!個別で結構です( ; ; )嬉しいです、ありがとうございます! (2019年9月22日 0時) (レス) id: 8a2a6974ea (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - みずきさん» そうですよね‥わたし的に選択制も視野にいれてはいたのですが、このお話は最後まで一応シナリオが決まっていまして、ですのでもしじんくんオチを書くのであれば選択制ではなく個別に書いても宜しいでしょうか。本当にごめんなさい (2019年9月22日 0時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - さささん» そう言って頂けて本当に安心しました!感謝してもしきれません。暖かいコメントありがとうございました! (2019年9月22日 0時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - きゅんさん» 本当にいつもコメントありがとうございます!きゅんさんのおかげで頑張れています、これからもよろしくお願いします! (2019年9月22日 0時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - 一気に読ませていただきました…個人的にはじんくん落ちがいいのですが…( ; ; )( ; ; )( ; ; )結末選択制も視野に入れていただけるとうれしいです…!健気なじんさんにも幸せになってほしいです! (2019年9月20日 22時) (レス) id: 8a2a6974ea (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みょん氏 | 作成日時:2019年9月12日 20時