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「紫耀ごめん、今日だけAとふたりでご飯食べてもいいかな」
「うん、勿論。」
じんのお願いを聞いたはいいけど
ひとり飯、どこで食べようかとたまたま来た中庭のベンチに岸くんがいた。
「岸くん?何しとんの?」
「おお!紫耀!こんな所で会うなんて珍しいな!」
「岸くんがここにいる方が珍しくない?ご飯は?」
「あ!そっか!今昼休みか(笑)」
何言ってんのこの人ってちょっとだけ岸くんを小馬鹿にしたけど
なんかいつもと様子が違うから気になって隣に座った。
「なんかあった?」
「誰が?俺!?俺はなんもない!紫耀の弁当美味そうだな!!くれ!」
「やだよ。自分の食べて」
「‥そうだよな!でも変なんだ。教室に戻りたくなくて」
「ふーん。それは変だね」
ぎこちない笑顔の理由は何となく分かってる。
馬鹿だねぇ、本当。
「彼女さんとはどう?順調?」
「おう!勿論!」
「そっか。じゃあ何も問題ないね」
いつも顔の表情ですらうるさい岸くんから笑顔が消えた。
「ん、まーな。」
「じゃあ食べ終わったし教室戻るわ」
「おう!今日あの公園行くよな?」
「うん、じんも誘って行くよ」
またいつもみたいに笑って軽く手を挙げた岸くんに見送られて教室へ向かう。
俺は3人が納得出来る形を望んでる、誰も悲しまない方法なんてないのかもしれんけど
それに近づけたらいいな。
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みょん氏(プロフ) - Fujisaku888さん» な!泣かせてしまいすみませんっ!でもそこまでじっくり読んでいただけるのは嬉しいです。気持ちが明るくられるようなお話にしていくので、涙より笑顔にできるよう頑張ります!コメントありがとうございました! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - 名無し2580号さん» 初めまして!こんなつたない文で感情移入して頂けるなんて‥感無量です!ありがとうございます。更新率あげられるよう頑張ります!コメントありがとうございました! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - さえさん» コメントありがとうございます。楽しみにして頂いているなんて光栄です。素敵な小説をお書きになられるさえさんに褒めていただき嬉しいばかりです!(勝手にプロフィールから飛びました。ごめんなさい)最後まで楽しんで頂けるよう頑張るので今後も宜しくお願いします! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - きゅんさん» いつもコメントありがとうございます!そうですよね、きゅんさんの言う通りじんくんも幸せになれるよう頑張って書いてみます! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
Fujisaku888(プロフ) - 感情移入しすぎて泣いちゃいました…みんな幸せになってほしいです!更新楽しみにしています! (2019年9月12日 0時) (レス) id: 703216cfaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みょん氏 | 作成日時:2019年9月1日 0時