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真っ直ぐ家に帰ってただいま、も言わず自分の部屋に直行した。

ベッドにダイブして自然と頭に浮かぶ優太の顔。

未だに机の上にあるカフェラテは未開封のまま置きっ放しにしてある。


どうして未開封のままなのか。それは私にも分からない。開けたら何か変わるわけでも失うわけでもないのにそのまま置いてある。


「Aー友達来たわよ」

『え?誰?』


優太ならお母さんは優太くんって言う。

疑問に思いつつ玄関の扉を開けたらそこにいたのはじんくんだった。


「よ!」

『じんくん、どうした?連絡くれれば良かったのに』

「したよ、何回も。インターフォン鳴らすの緊張したわ」

『ごめんごめん(笑)んで、何?』

「ちょっと遊びに行きませんか?お嬢さん」

『ナンパみたいだから断る』

「断らんで(笑)」


勿論断るなんて嘘で、ちょっと待っててと言い残し慌てて制服を脱ぎに部屋へ戻った。


『お待たせ』

「待ってないよ、いや 待ってたか」

『変なの。そんな事よりどこ行くの?』

「んー あっち」

『分かんな』


歩き出したじんくんの後について行く。


「お昼食べた?」

『そういえばまだだった』

「じゃあハンバーガー食べに行こ」

『いいねぇ、ポテトの気分になってきた』


不意に繋がれた手。

少しだけ体が反応したけど、しっかり握ってくれるじんくんの大きな手が心地よくて離せなかった。

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みょん氏(プロフ) - Fujisaku888さん» な!泣かせてしまいすみませんっ!でもそこまでじっくり読んでいただけるのは嬉しいです。気持ちが明るくられるようなお話にしていくので、涙より笑顔にできるよう頑張ります!コメントありがとうございました! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - 名無し2580号さん» 初めまして!こんなつたない文で感情移入して頂けるなんて‥感無量です!ありがとうございます。更新率あげられるよう頑張ります!コメントありがとうございました! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - さえさん» コメントありがとうございます。楽しみにして頂いているなんて光栄です。素敵な小説をお書きになられるさえさんに褒めていただき嬉しいばかりです!(勝手にプロフィールから飛びました。ごめんなさい)最後まで楽しんで頂けるよう頑張るので今後も宜しくお願いします! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - きゅんさん» いつもコメントありがとうございます!そうですよね、きゅんさんの言う通りじんくんも幸せになれるよう頑張って書いてみます! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
Fujisaku888(プロフ) - 感情移入しすぎて泣いちゃいました…みんな幸せになってほしいです!更新楽しみにしています! (2019年9月12日 0時) (レス) id: 703216cfaf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みょん氏 | 作成日時:2019年9月1日 0時

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