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ガラッと勢いよく開かれた扉の音に先生が来たと分かった。
「席座れよー。2学期早々 岸はうるさいな。廊下までお前の声聞こえてるぞ」
「先生!おざっす!2学期もこんな感じでいきますんで!!」
「いや 先生は岸の面倒見るの疲れたので、席替えしまーす」
優太の席は教卓の真ん前。
私は窓側の後ろから二番目。もう優太の後ろ姿すら見ること出来なくなるのかな。
「クジ回すから取ったら番号見て各自移動するように」
引いた番号は6番。窓際の一番後ろ。机運ぶの大変だけどいい席だ。
自分の席が分かればあとはどうでもいい。優太が近くにさえ来なければいいだけ。
「ごめん、俺Aの隣だわ」
『あっそ』
「俺馬鹿だから話すなって言われても癖で話しかけちゃうかも」
『無視するからいいよ』
「ハハ‥‥結構キツイな」
ガタンと音を立てて隣に座ったのは優太だった。
ずっと隣になれたらって願ってきたのに、どうしてこういう時にその願いが叶えられるの。神様空気読むの下手か。
「お前ら今日、残って教室の掃除して帰れよ」
『はい?なんでですか』
「そうっすよ!急になんっすか!先生!」
先生は、私達の机の前で腕を組んで仁王立ちしている。
「お前らだけだからな出校日2日とも休んだの、しっかり綺麗にして帰れよ」
返事も聞かず教卓に戻っていく先生。
本当にどうしてこういう時に限って優太との接点が増えていくんだろう。
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みょん氏(プロフ) - Fujisaku888さん» な!泣かせてしまいすみませんっ!でもそこまでじっくり読んでいただけるのは嬉しいです。気持ちが明るくられるようなお話にしていくので、涙より笑顔にできるよう頑張ります!コメントありがとうございました! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - 名無し2580号さん» 初めまして!こんなつたない文で感情移入して頂けるなんて‥感無量です!ありがとうございます。更新率あげられるよう頑張ります!コメントありがとうございました! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - さえさん» コメントありがとうございます。楽しみにして頂いているなんて光栄です。素敵な小説をお書きになられるさえさんに褒めていただき嬉しいばかりです!(勝手にプロフィールから飛びました。ごめんなさい)最後まで楽しんで頂けるよう頑張るので今後も宜しくお願いします! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - きゅんさん» いつもコメントありがとうございます!そうですよね、きゅんさんの言う通りじんくんも幸せになれるよう頑張って書いてみます! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
Fujisaku888(プロフ) - 感情移入しすぎて泣いちゃいました…みんな幸せになってほしいです!更新楽しみにしています! (2019年9月12日 0時) (レス) id: 703216cfaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みょん氏 | 作成日時:2019年9月1日 0時