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「そういうことだったんだ」
優太を置いて戻ろうとしたらじんくんがいた。
『立ち聞きなんて悪趣味』
「Aのことはなんでも知りたいから」
『ストーカー』
「おい、それはやめて(笑)」
叩く真似をしてふざけてくれるじんくんのおかげでちょっとだけ笑顔になれた。
じんくんを好きになれたら、なんてそんなずるい考え最低だ。
「Aトイレ長すぎ!お腹痛い?」
『ストーカーに追われてたの』
「え!大丈夫!?」
「紫耀、嘘だから本気にしないで」
「なんだよ、もー吃驚した。岸くん戻って来たら最後の線香花火やろ」
配られた線香花火。
これに火をつけて、消えたら夏休みも終わる。
「岸くん走って!線香花火やるよ」
「ごめんごめん!」
せーの、の合図で火をつけた線香花火はジリジリと音を出しながら膨らんで
あっという間にぽとんと地面に落ちて消えた。
こんな風に私の気持ちも消せたらいいのに。
「A、送るから帰ろう」
じんくんの優しさに甘えた帰り道。
どこからか聞こえる鈴虫の音が夏の終わりをより実感させる。
「楽しめた?」
『うん、誘ってくれてありがとう』
「こんなこと本当は言いたくないんだけどさ」
『なに?』
「花火、言い出したの岸くんなんだよね」
『優太が?』
「そう。Aが花火やりたいって言ってたからって。岸くんが買ってきた。あーあ、言うなって何回も言われたけど言っちゃった。」
どんなけいいやつなんだよ、馬鹿。
心臓が痛い‥痛くて痛くて苦しくなった。
絶交なんて酷いこと言ったのに。それでも話したいって言ってくれた優太を突き放してあんな顔させたのに。
今年の夏休みも優太のことが大好きなまま終わっていった。
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みょん氏(プロフ) - Fujisaku888さん» な!泣かせてしまいすみませんっ!でもそこまでじっくり読んでいただけるのは嬉しいです。気持ちが明るくられるようなお話にしていくので、涙より笑顔にできるよう頑張ります!コメントありがとうございました! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - 名無し2580号さん» 初めまして!こんなつたない文で感情移入して頂けるなんて‥感無量です!ありがとうございます。更新率あげられるよう頑張ります!コメントありがとうございました! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - さえさん» コメントありがとうございます。楽しみにして頂いているなんて光栄です。素敵な小説をお書きになられるさえさんに褒めていただき嬉しいばかりです!(勝手にプロフィールから飛びました。ごめんなさい)最後まで楽しんで頂けるよう頑張るので今後も宜しくお願いします! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
みょん氏(プロフ) - きゅんさん» いつもコメントありがとうございます!そうですよね、きゅんさんの言う通りじんくんも幸せになれるよう頑張って書いてみます! (2019年9月12日 21時) (レス) id: 3e1e1a76ac (このIDを非表示/違反報告)
Fujisaku888(プロフ) - 感情移入しすぎて泣いちゃいました…みんな幸せになってほしいです!更新楽しみにしています! (2019年9月12日 0時) (レス) id: 703216cfaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みょん氏 | 作成日時:2019年9月1日 0時