YouTuberのまねーじゃー！ (ページ31)

今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:120,562 hit

隙なしページ31

家に帰ってとりあえずベッドに座る。

A「やっぱりヒカキンさんのお家は暖かいですね！！」

まただ。無理矢理明るく振舞ってる。

ヒ「無理しなくていいんだよ？」

A「無理なんてしてな…っ！」

言葉の途中でAちゃんをぎゅっと抱きしめた。

ヒ「分かるよ、無理に明るくしないで。俺の前では笑顔見せなくてもいいから。悲しい時は泣いていいんだからね？」

A「ヒカキンさんっ！ぅう…っ。」

Aちゃんは堰を切ったように泣き始めた。

ヒ「よしよし。」

A「私っ、ヒカキンさんの事、お金目当てなんて思って、なかったのに…っ悲しくて…。」

ヒ「うん、分かってるよ。そう思う人にはそう言わせておけばいいよ、俺はAちゃんがそんな子じゃないって分かってるんだし。」

A「そうですね…。それとマネージャーという立場で一緒に居るのって傍から見るとずるいんですかね？」

ヒ「んー、まぁ俺の事を好きでいてくれるファンにとってはずるいって思われるのかもしれないけど…

ただ好きってだけじゃあ傍に居られないと思うから…。
ファンの子はただ俺と居たい、とかだと思うんだよね…でも

Aちゃんは俺と俺の動画を好きでいてくれてて、一緒に居るけど仕事として凄く助けてくれてるし…それをずるいって言うのは違うと思うんだよね…。

んー！何か説明難しいけど！」

A「ううん、何となく伝わりました！ありがとうございます！」

笑顔のAちゃん。

ヒ「うん、その笑顔が見たかった。」

俺はAちゃんからそっと体を離し、キスをした。

今回はAちゃんに逃げる隙はなく…。

A「っ！！！」

ヒ「さ、一緒に激辛ペヤングでも食べようっ！」

照れた顔のAちゃんを見て恥ずかしくなってしまった俺は冗談を言いながらリビングへ向かった。