YouTuberのまねーじゃー！ (ページ20)

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お見通しページ20

―――セイキンsaid

コンビニに行った我が弟、ヒカキン。
マネージャーと二人きりになったので話してみる。

セ「ヒカキンのマネージャーは大変？」

A「いえ！全然！ヒカキンさんのお仕事のサポートは楽しいです！それに私の事すごく気にしてくれますし…。」

セ「そっか、アイツ好きなんだろうなー…。」

A「え？」

セ「あ、いや、YouTube好きなんだろうなって！」

危な！アイツはAちゃんが好きなんだろうなって思ったらつい声に出てたよ…。危ない。

それにしてもわかりやすい弟だ。

A「私もYouTube大好きです！ヒカキンさんは私の憧れです！」

セ「Aちゃんはヒカキンの事どう思ってんの？」

A「憧れです！」

セ「それはYouTuber、クリエイターとして、でしょ？そうじゃなくて男として。」

この質問でAちゃんは急に落ち込んだ。

A「素敵だと思います。ただ男性として見ると視聴者さんが多いのでライバルが多いですね…！」

無理矢理明るく振舞っているのがわかる。

セ「アイツは誰にでも結構優しかったりするけど、本当に好きじゃないと誰かと長い時間一緒に居られないと思う。」

A「私かなりの時間一緒にいると思うんですけど…少しは好かれてますかね？」

セ「そうかもね！」

Aちゃんはヒカキンのファンの多さに遠慮してるんだな。まぁファンの事も考えていい子なんだけど…そこが可哀想だな。

ヒカキンから歩みよってもファンの壁のせいで上手くいかない、なんてことがありそうだもんなー。

とかなんとか2人の恋愛事情を分析してるとコンビニから帰ってきた。

ヒ「ほら！買ってきたぞ！」

A「おかえりなさい！」

ヒ「セイキンと何してたの？」

A「いや、ただお話を…！」

ヒ「気になる…！なんの話？」

セ「お前の話だよ。」

A「ちょっ！セイキンさん？！」

ヒ「何？！悪口？！」

A「違いますっ！」

セ「悪口をね！」

A「セイキンさんっ！！」

ふたりが上手くいくといいけどな。