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褒められた? ページ22

『あ、』

隼「今度の今度はどうしたの」

イケメン真っ盛りの隼くんが目の前でコーヒを飲んでる。
その後ろ


『あのさ、そろそろ帰らない?』

隼「どうした?具合悪い?」

『そ、ういうわけでも、ないんだけど...』

隼「なに」

『えーと、あの、うあ、あ、』

隼「え?誰に頭下げてるの笑」

『だめ!振り向かないで!』
できる限り声を抑えてできる限りの大きさで隼くんを止める。



ハヤマ「こんにちは」

『こ、こんにちは』


来ちゃった...

せっかく楽しくコーヒー飲んでたのに


隼「だれ?」

『会社の方で、』

ハヤマ「あ、そうだこれ」

『え?』

ハヤマさんの手からわたしのハンカチが渡される

ハヤマ「この間忘れてたのに渡せなくって」

『あ、そうだったんですね、ありがとうございます』



なにも、今渡さなくても...


隼「あのー、どちら様で?」

ハヤマ「ご挨拶遅くなりました。葉山一隼です。」



ハヤマさんが隼くんに名刺を渡す。



ハヤマ「Aさんと一緒にお仕事させて頂いていて、」

隼「あー、そーなんすね、こいつ、役に立ってます?」

『ちょ!隼くん!』

ハヤマ「頑張ってくれてますよ!すごい即戦力になりそうで周りの期待も大きいです。」

『は、ハヤマさん...』

隼「マジっすか!」

ハヤマ「じゃあ、これで。お邪魔してすみませんでした。」

『あ、はい、また...』





隼「はい、これ」

隼くんがさっき貰った名刺を机に置く。



【葉山一隼】


『こういう字なんだ』

あ、隼くんの字が入ってる


隼「嘘くさかったね笑笑」

『ん?』


隼「お前が即戦力って言った時の笑顔が貼り付けたみたいだった。」


『ひどい笑 即戦力ではないことは事実だけど笑』


隼「いや、お前の方がバリバリ働いてんだろ。即戦力とかあの人に言われたくないね笑」


『そんなバリバリしてもないよ?笑』


隼「Aの仕事量(雑務だけど)と、あの人の外回りの営業だったらお前の方が絶対働いてる笑」


『んー、まあ激務だけど』


隼「即戦力かあ」


『で、でも葉山さんは上司だから、』


隼「やだやだ、上司がどうとか。やっぱ実力主義じゃん?」



隼くんはそんなつもりないだろうけど、
わたしはその時、

ちょっとだけ隼くんに頑張ってるねって褒められた気がして嬉しくなってしまった。


『そうだね!わたしがんばる!』

隼「よしよし、じゃあ帰ろ」

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設定タグ:GENERATIONS , 小森隼 , 佐野玲於   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:はるまき | 作成日時:2018年4月17日 19時

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