幸せな朝 ページ19
『ん〜、』
いつもよりあったかくて気持ちよく感じる目覚め
ゆっくりと瞼を開けて...
『へっ!?』
目を開けても目の前は真っ暗で
その代わりに安心する香りいっぱいに包まれていて
なんで、
なんでわたし隼くんに包まれてるの、
『は、隼くん!?』
「ん〜、」
あ、起こしちゃった?
でも、これはちょっと
「おきたの」
半分眠ってるような言い方で寝返りを打つ隼くん
ホールドされていた体が一気に離されて少しだけスーッとした空気に触れる
なんだか不思議な気持ちになって隼くんの顔を後ろからのぞき込む
か、かわいい
『うわ』
パッチリと隼くんの目が開く
「なにみてんの」
『へ?え、なんでもない、けど?』
「てか、なんで人の布団勝手に入ってんの」
『え、それは、あの、ごめん、あったかそうだったからつい...』
「理由が図々しすぎる笑」
昨日は端っこしか借りてないつもりだったのになあ
『ご、ごめん』
「べつにいいけど」
反対側向いてるから隼くんのお顔見えないけど、
思ったより起こってなさそうな隼くんに安心。
もう1回布団を被ってぬくぬく。
「は、お前さすがに図々しい」
『はあ、しあわせ』
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作者名:はるまき | 作成日時:2018年4月17日 19時