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＊
…今、ビチャッていった？いったよね？
「ごめんなさい！！僕、前見てなくて……」
あれ、なんか聞いたことある声だぞ？
恐る恐る後ろを振り返れば、右手に缶ジュースを持ってるコナン君がいた。
目が合えば、ニパッと笑われる。
「あ、Aお姉さん！！」
「こ、コナン君、どうしてここに」
「あー！！おま、びしょ濡れじゃねーか！」
「え？」
ブレザーを取れば、背中の部分には濃い染みがついていた。
もしかして、コナン君が持ってる缶ジュースがぶつかった拍子で、………ん？？あれ？
私、コナン君と、ぶつかったっけ？
「ごめんなさい…よそ見してて…」
「ったく…ま、Aも後ろ歩きしてたしな」
「え！？あっ…そう、だね、ごめんねコナン君、私もよく見てなかったや」
「ううん！僕が悪いの…あ、そうだ！僕の家ここから近いから来てよ！」
「…え？」
名案！と言うような明るい声に呆気にとられる。
「明日は学校お休みでしょ？制服なら蘭姉ちゃんが洗ってくれると思うから！ね！それがいいよ！このままだと申し訳ないし…」
「大丈夫だぜ？これくらい」
「ううん！湊兄ちゃんバイトで大変でしょ？僕に任せてよ！」
「そうか？あ、悪いけど俺は行けねェわ！深夜から単発のバイト入ってるし、仮眠しねーと」
「そっかぁ残念…じゃあ、Aお姉さんだけ行こ！そのままじゃ寒いでしょ？ね？ね？早く行こ！！」
「え、あ、ちょ」
湊助けろ！！
そう目で訴えるが、何を勘違いしたのか
『俺のことは気にすんな！』と言ってくる。
ぶん殴るぞ。
お前の目玉腐ってんのか。
「じゃあ、Aお姉さんいこっか！」
「ちょ、みな」
「あ、ブレザーなら明日の夕方ポアロでバイトだから帰りに取りに行くわ」
「うん、分かった！バイト頑張ってねー！」
「おう！ありがとな！」
「ちょ、湊！！！たすけ、っ」
走り去っていく港に手を伸ばそうとすれば、左手に痛みが走る。
バッと見れば、いつの間にかコナン君の手と握られている。
え、なにこれ。
なにこれ。
「さ、行こっか！＿＿Aお姉さん？」
「ひっ」
手を繋がれてるだけなのに、まるで手錠をはめられたような感覚に陥る。
笑顔を向けられただけなのに、銃口を突きつけられた緊張感が走る。
湊、まじで、助けて。
縋るように前を向くも、すでに湊の姿は小さくなっていた。
＊
ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
おみくじ
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そらね - なんだかんだで夢主ちゃんの心配をしてる感じの湊くん、素敵です！ (2022年4月22日 18時) (
レス) @page32 id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
水梨リンゴ(プロフ) - ユキさん» お目通しいただきありがとうごいます。ヤンデレ尊いですよね！頑張ります！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6e3f3ba37f (このIDを非表示/違反報告)
水梨リンゴ(プロフ) - イアデビルさん» お目通しいただきありがとうごいます。頑張ります！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6e3f3ba37f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はあヤンデレ尊い……更新頑張ってください！ (2020年4月24日 11時) (レス) id: 78a4c2c60e (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - めっちゃ好きです更新頑張ってください！ (2020年4月24日 10時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水梨リンゴ | 作成日時：2020年4月17日 10時
