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＊
《佐藤 美和子》
《松田 陣平》
《伊達 航》
新しく連絡先が増えた年上の名前に苦笑いがでる。
まさか警察官の知人が３人も出来るとは…。
頼もしいけど、なんか複雑だ。
『なにかあったら、またよろしくな！』
なんて、良い笑顔を浮かべて言った松田さんに『任せてください！』と意気込む湊を、白けた目で見た私はおかしくないはずだ。
高校生に頼る警察官とは、とYoogleで調べそうになった。
まぁでも、高校生探偵の工藤新一君とかは違うんだろうけど。
ああいう天才の子は年齢に構わずに重宝されるものだろう。
そういえば、最近めっきりテレビに出なくなったな。
「紅茶、美味しかったな！今度ネットで取り寄せてみるか〜」
隣を歩く湊の呑気な声に溜め息がつく。
人の気も知らないで……。
メール来た時、口から内臓が全部飛び出るんじゃないかと錯覚したくらい気が動転した。
部屋着(中学のジャージ)に着替えてなくて良かった。
「はぁ……けどまぁ、良かった」
「え？」
「RINEメッセージ、びっくりしたんだから！焦って上着も着ずに出てきたんだからね！？」
春になったとはいえ、夕方になると肌寒い。
制服姿だが、ブレザーを着てくるのを忘れた私はシャツ一枚のみ。
我慢できるが…やっぱり寒い。
「なに、そんなに俺のこと心配だったの？」
ニヤニヤと意地悪げに聞いてくるあたり、湊はやっぱり性悪男だと思う。
だけど、
「当たり前でしょ、大事な幼馴染みなんだし」
幼い頃からずっと一緒なんだ。
色んなことを乗り越えて、支え合ってきた奴を見捨てられるほど強くはない。
私にとって、湊はかけがえのない存在なのだ。
ﾊﾞｻｯ
不意に肩にかけられるものに目を見開く。
……これ、湊のブレザー？
隣を見れば、顔をそらしてる湊がいた。
「…どうした急に」
「べっつにー、風邪ひかれて生まれる罪悪感を消したいだけー」
「ふーん……照れたな、照れただろ」
「っ、ちげーよ！！！」
「やーいやーい、デレ湊ぉー」
「うっざ、Aうっざ、俺の優しさ返せ！」
「やだー！！」
ブレザーを取ろうとしてくる湊の手を交わしながら歩いてく。
必死になって取ろうとしてくる湊があまりにも面白くて笑ってしまう。
ﾋﾞﾁｬｯ
「「…え？」」
＊
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
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そらね - なんだかんだで夢主ちゃんの心配をしてる感じの湊くん、素敵です！ (2022年4月22日 18時) (
レス) @page32 id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
水梨リンゴ(プロフ) - ユキさん» お目通しいただきありがとうごいます。ヤンデレ尊いですよね！頑張ります！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6e3f3ba37f (このIDを非表示/違反報告)
水梨リンゴ(プロフ) - イアデビルさん» お目通しいただきありがとうごいます。頑張ります！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6e3f3ba37f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はあヤンデレ尊い……更新頑張ってください！ (2020年4月24日 11時) (レス) id: 78a4c2c60e (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - めっちゃ好きです更新頑張ってください！ (2020年4月24日 10時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水梨リンゴ | 作成日時：2020年4月17日 10時
