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＊
「じゃあ、変な粉は？」
「小学生の単なる好奇心じゃね？」
「好奇心で他人のジュースに粉入れる！？」
「今の小学生は何考えてるか分からねぇからなー」
「おやおや、随分と物騒な話をしていますね」
「っ！」
ことり、とテーブルに置かれる美味しそうなハムサンドが乗っている皿。
皿を置いた褐色の手を辿っていけば、目鼻立ちの整った男の人が立っていた。
目が合えば微笑まれて、顔に熱が集まっていくのがわかる。
「安室さん！」
え、あ、この人が安室さんなの！？
てっきり女の人かと思ってたや！
「久しぶり湊くん、こちらの可愛らしいお嬢さんは彼女さんですか？」
「か、かわっ」
「違いますよ！ただの腐れ縁ですよ」
安室さん、と呼ばれた彼は、綺麗な微笑みを浮かべながら皿とグラス、カラトリーを洗練された動作で置いていく。
あまりにも無駄のない動作にぽーっと見惚れていれば、くすくすと笑い声が聞こえて我に返る。
見上げれば、安室さんは笑っていた。
「すみません、そんなに動作を見られるのは初めてだったので」
「っ、逆にすみません！所作があまりにも綺麗だったんで、つい……」
安室さんは目を僅かに見開くと、またゆるりと品のある笑みを浮かべる。
「ありがとうございます、こんな可愛らしい方に褒められるのは嬉しいものですね」
「っ」
これが大人の余裕というやつか。
前に年上しか興味がないと断言した友達がいたが、今ならその気持ちが分かる。
慌てて顔をそらして前を見れば、ぶすくれた湊が目に入り思わず笑ってしまう。
「なんで、そんなっ……顔してんのよ」
「べっつにー、ほら食えよ、それ、俺イチオシの安室さん特製のハムサンド！！」
「え、安室さんが作ったんですか！？」
「はい」
料理もできるのか。すごい、すごいぞ！！
吸い寄せられるように、ぱくっと一口頬張る。
「…うまっ」
「っふふ、良かったです」
え、すごい、旨いしか出てこない。
いや…本当に美味しい。
なにこれ、サンドイッチってこんな個人差でるような食べ物だっけか！？
「だろぉ？……ん、やっぱり旨い！安室さんのハムサンド世界一だわ！」
「ありがとうございます、…それで？変な粉というのは？」
＊
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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そらね - なんだかんだで夢主ちゃんの心配をしてる感じの湊くん、素敵です！ (2022年4月22日 18時) (
レス) @page32 id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
水梨リンゴ(プロフ) - ユキさん» お目通しいただきありがとうごいます。ヤンデレ尊いですよね！頑張ります！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6e3f3ba37f (このIDを非表示/違反報告)
水梨リンゴ(プロフ) - イアデビルさん» お目通しいただきありがとうごいます。頑張ります！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6e3f3ba37f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はあヤンデレ尊い……更新頑張ってください！ (2020年4月24日 11時) (レス) id: 78a4c2c60e (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - めっちゃ好きです更新頑張ってください！ (2020年4月24日 10時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水梨リンゴ | 作成日時：2020年4月17日 10時
