7 ページ7
JINside
僕は今年からこの学校に社会科担当教師として、異動してきた。
(前の学校は楽しかったなぁ。この学校はどんな感じだろう。)
期待に胸を膨らませ、教室に向かった。
実は僕ワールドワイドハンサムなんです。異論は認めない。そう、誰もが僕を2度見して去っていくんです。前の学校ではモテモテでした。でも、女子に免疫無さすぎるんです。死活問題ですね。
(今回はどうかな)
少しドキドキして、教室のドアを開けた。
開けた瞬間に1人の女の子を見て固まってしまった。
綺麗なストレートの黒髪に透き通るような肌、綺麗なまつ毛、彼女がするその動作全てに心を鷲掴みにされた。
(席ついてくださーい。)
ドキドキしていることを隠すように、そう言った。
だんだんと教室が静まり返ってきて、今度は僕の顔を見て生徒たちがギャンギャン騒ぎ出した。内心めんどくさいなと思いながら彼女を見てみたら、マヌケな顔して僕を見てたので、少し笑いそうになってしまった
(はーい。静かにしてください。今日からこのク
ラスの担任になりました。社会科担当のキムソク
ジンです。よろしくお願いします。)
声を張り上げて、そう言った。彼女はイケメンと何やら仲良さげに話していた。気に入らん。
正直に言うと僕は彼女に一目惚れをした。教師が生徒に恋するなんてダメだとわかっているけれど、僕は彼女が欲しいと思った。
こんなことを思ってるなんて彼女が知ったら引かれるかな。
でも、好きな気持ちに変わりはないから、今日から僕は君にだけ冷たい教師を演じようと思う。
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ジユ | 作成日時:2020年4月6日 23時