手下と生活 14 ページ17
｢お、マジか。｣
｢ちょっ、ダメだよ！Aちゃん。アイツ、男だろうが、女の子だろうが、投げ飛ばすから！｣
ジャックさんが私の言ったことに猛抗議。エイトフットさんは面白がる。
｢Aはそれでいいの？｣
ハーデスさんが、愛用の扇子を開き口元を隠しながら、私に問う。
｢えぇ、はい。私、結構体丈夫だし、もしもの時は技仕掛けるのもアリなんで。｣
｢技？｣
｢体術ってやつです。｣
聞き慣れない言葉なのか、ダルメシアが問う。
中学まで両親にやらされていた、護身術やら柔道やらが今もしかすると使えるとは思ってなかった。
｢まぁ、なんとかなると思います。んじゃ、行ってきます。｣
｢Aちゃん、危険だと思ったらすぐ逃げてきなよ？エイトフットがなんとかするから。｣
｢あぁ？なんで俺なんだよ！！｣
そんな会話を聞きながら、アップルさんの部屋に入った。
｢失礼しまーす……｣
キィ…という音ではまぁ目は覚めない。
そーっと、近づきアップルさんの顔を見る。
まぁ穏やかに、気持ち良さそうに寝ていらっしゃる。
私は深呼吸をして、アップルさんの肩に触れ揺らした。
｢アップルさーん、朝ですよー…｣
｢………｣
｢アップルさーん…｣
声は静かに、部屋に消える。
アップルさんの起きる気配は無く、逆に益々気持ち良さそうに寝てる気さえする。
｢アップルさーん…｣
｢りんごさーーん…｣
｢アップルポイズンさーん…｣
何度名前を呼んでも目を開けないアップルさんに私も流石に痺れを切らし、相当な大声を出した。
｢アッッップルさん！！！！おきてくださぁぁぁい！！！｣
｢……ん…うるさいぞ………｣
｢！！んぎゃっ…｣
視界がぐるりと回り、体が温もりに包まれる。
理解するのに10数秒。私は硬直状態を解けない。
ドアの方では、何か聞こえる。
ジャックさんか？マルフィさんか？取り敢えず、誰でもいい。助けろ！！
ド本音が漏れそうになった。
｢……ちょ、アップルさん！！｣
抱きしめられる形になっている格好をどうにかしようと、アップルさんの胸を叩く。
が、アップルさんは唸るだけ。
｢アップルさん！！起きてくださいよ！アップルさん！！朝ですよ！！もう、7時になるぐらいですよ！！｣
耳元で叫ぶ。
と同時に、アップルさんの目はバチッと開き、私と目が合った。
｢え？A…？｣
｢お、おはよーございまーす…アップルさん。｣
アップルさんは文字通り飛び起きた。
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瞳美 - 優美・・・お姉ちゃんの優香とあたしの瞳美を混ぜた言葉みたい・・・おえええ (2016年7月18日 13時) (
レス) id: 4f655679ab (このIDを非表示/違反報告)
ウメ - いえいえ。 お力になれて良かったです。 (2015年11月20日 23時) (レス) id: eae017b56e (このIDを非表示/違反報告)
未渕(プロフ) - ウメさん» 誤字ありました！報告ありがとうございます♪ (2015年11月20日 23時) (レス) id: 5bf8c8df7a (このIDを非表示/違反報告)
ウメ - 大変失礼だとは承知しているのですが、３３に誤字がありませんか？本当に失礼なことをコメントに書き込んでしまいすみません。 これからも楽しく読ませて頂きますね♪ (2015年11月20日 23時) (レス) id: eae017b56e (このIDを非表示/違反報告)
未渕(プロフ) - エイトフット様愛してるさん» コメありがとうございます！私はアトモスは見れました！朝から張ってましたよ！ (2015年11月19日 6時) (レス) id: 5bf8c8df7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：未渕 | 作成日時：2015年10月22日 23時
