両片想い (ページ3)

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n o w . ページ3

side alan .

ジャニーズ事務所を去って、半年程した時俺はLove-tuneのメンバーと7ORDERというグループを組むことになった。

もう一緒に歌う事は出来ない、と思ってたから正直嬉しかった。

それでも、俺はまだ一緒に歌いたい人がいた。

その人の事は恋愛対象として好き。

声をかけると犬のしっぽが見えるかのように駆け寄ってくる姿が可愛い。

その相手とは、涼ちゃん。俺が退所した日またいつでも会えるみたいな感じに言ってたけど結局あの日以来、1度も会えてない。

1言でもLINEしようと思っても中々手が動かない。

今もそう。

"会おう"

このたった3文字が俺にはめちゃくちゃ重く感じる。

美「あーらんっ、」

『ん？』

美「あ、まだLINE出来てないの？」

『声かけようとは思うんだけど、俺の事もう忘れてたらどうしよう、とか色々…(^^;; 』

美「ははっ笑そんなわけあるわけないじゃん笑笑なんなら、俺が1回会ってこよっか？笑今あらんの事どう思ってるのか聞きに笑」

『えっ？』

美「冗談だよ笑笑」

『それいいかも！！』

美「 ……は？」

『だから、美勇人が涼ちゃんに会って聞いてもらうの！』

美「いや、それ冗談で言ったつもりなんだけど…笑(小声」

『お願い！！今度なんか奢るから！』

美「いや、別にいいけど笑」

『ほんと！？』

美「う、うん(^^;; 」

という感じで、まずは美勇人に会ってもらうことにした。

これで、また会えるようになったらいいな