始まりの合図next (ページ19)

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北「ごめんなさいね、この子緊張しいから終わって安心したみたいです」

収録中隣にいた北斗が行くぞ、と肩を貸してくれた

それでも立つことが出来なかった

どうしても力を入れることができない

北「慎太郎、反対側」

慎「オッケー」

２人に肩を貸してもらい、どうにか袖にはける

立っているだけでも、目が回るくらいふらふら

メンバーもスノーマンも心配そうに見ている

　
『ごめん』

北「いつから？具合悪いの？」

『え、えっと…収録中かな』

北斗は大きなため息をつく

怒っていると分かり、申し訳なさでいっぱいになる

『ごめん、北斗。迷惑かけるつもりじゃなかった』

北「そうじゃなくて…

頼れって、いつも言ってるだろ」

そっと北斗の手が頭に触れる

触れられた部分が熱を持つ

『ほく、と』

慎「はい、はーい！楽屋にとりあえず行きましょうねー。

マンズ兄さんもみぃ大丈夫だから心配しないで」

慎太郎の声に冷静さを取り戻す

すがりたい、その思いを消し去ろうと歩みを進めた