始まりの合図 [SixTONES]

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『はい、昨日聞きました。デビュー決まっているけどどうする？って』


ジャニーさんから聞いたSevenTONESのデビュー


まだメンバーには伝えられていないこと


「Aがいないならこうするしかないね」


ジャニーさんは紙にSevenTONESと書き、Sevenに二重線をひいた


そしてその文字のわきにSixと書く


「読み方はストーンズで変わらないけどね」と困ったように笑っていた


「A次第だよ、女の子だけどうちに入れたのは期待しているからだよ」



昨日ジャニーさんから言われたことを滝沢くんに話す


滝沢くんは「そっか、そっか」と頷いていた


滝「デビューを聞かされても意思は変わらないんだよね？」


『はい、逆に辞める方に意思が固まりました』


もちろんデビューを聞いた時は驚いたし、

ようやくスタートラインに立てるんだと嬉しさもあった


でも女の俺がいることでメンバーの足を引っ張っていることは分かっていた


これまで今の状況に甘んじてSevenTONESに居続けたけど、デビューすれば環境が変わる


嫌でも多くの人目につくし、いつか女だってばれる


だからきれいなままでSevenTONESを終えたいと思った


滝「次の単独コンサートで発表しようか。

そして5月の大阪城ホールを最後に活動をやめるで大丈夫？」



『はい、よろしくお願いします』

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