【A3!】あの子の攻略はウルトラハードモード【摂津万里】

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万里SIDE


大嫌い。

そんな言葉聞きなれてるはずだった。
俺の前で涙を流す女だって何人も見てきた。

でも遊びで付き合ったのにそれを本気にしてた女が何人かいた。




「もう別れよーぜ
お前と付き合ってても最近つまんねーし？」

「･･ひどい
私は万里の事好きだったのに！」


「は？
お互い遊びだって同意の話だったんだし
ここで好きとかそんなセリフいらねーから」


そう淡々と言えば顔を歪めて涙を流す女。
泣けばいいとでも思ってんのかよ？
俺はため息が出る。


「もういい･･･万里なんて大嫌いっ！！」


そう言うと背中を向けて去っていく。
そんなの何回も見てきた。






大嫌い。

なんとも思ってなかったその言葉が今は強く胸に突き刺さる。

涙を流して俺を見たAちゃんの顔が大きく俺の心を震わせた。



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学校の放課後。
俺は中庭の花壇に咲く花を眺めてぼーっとしていた。
校舎からは吹奏楽部が練習している音が聞こえてくる。



LIMEを開く。
AちゃんにLIMEをしたが返事は来ない。
ただ既読はついている。見てくれたのは事実だ。


俺はただ来てくれるのを待つしかない。


ちゃんとAちゃんに伝えたい。
俺の気持ちを。


俺は手に持ってる"それ"を見つめると目を瞑り静かに息を吐いた。





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気づいたらランキングに入っていてびっくりしています( ﾟДﾟ)
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もずく

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