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万里SIDE



Aちゃんを家まで送り届けて俺も寮に到着。

俺は自室に荷物を置くと紬さんを探す。
中庭に出れば案の定風に当たりながら台本を読んでる紬さん。


「紬さん」


俺が声を掛ければこちらを振り向く紬さん。

「あれ?万里君どうしたの?」

「花束貰ったんだけどさ俺飾り方とかわかんねーし
紬さんにやってもらおうかな〜て思ったんだけど」

俺は紬さんに花束を見せる。

「わぁ、綺麗だね
そういうことなら任せて」

花瓶取ってくるから待ってて、というと紬さんは部屋の中に入ってく。
俺は中庭にあるイスに座って待つことにした。


************************************


しばらくすると、お待たせ、と紬さんが戻ってくる。


「誰にもらったの?」

「・・・Aちゃん」


「あ〜!この前遊びに来た子だね

ピンクの薔薇、ダリア、黄色とピンクのガーベラか・・・
万里君はこの子と仲がいいんだね」


花束を見て紬さんは俺に笑いかける。


「・・・・そんなん分かるんすか?」


「うん
この花束の花は全部同じ花言葉の花だよ」


花言葉・・・


「ピンクの薔薇とダリア、黄色とピンクのガーベラの花言葉は
感謝、なんだよ」

そういいながら紬さんは手際よく花束を花瓶に移していく。

「ふーん・・・・」



感謝、か・・・

《今日一日付き合ってくださったお礼です!》

そういってこの花束を差し出してきたAちゃんの姿を思い出す。
俺のほうが感謝してるっての・・・・
また誘いてぇな・・・



*********************************



しばらくして飾り付けが終わったようだ。


「こんな感じでどうかな?
談話室にでも飾っておこうか」

「そうっすね
あざっす、紬さん」

一人部屋だったら自室に飾りたかったが生憎俺は兵頭と相部屋。
花なんて飾ったら文句言われるに決まってる。

紬さんと二人で談話室に戻り監督ちゃんが作ったカレーを食べながら
飾られた花を見る。
なんか心があったかくなった気がした。

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ゆら(プロフ) - いつも更新が待ち遠しいです! (2018年1月28日 9時) (レス) id: 453ab0f631 (このIDを非表示/違反報告)
もずく(プロフ) - ぺんたさん» ぺんた様コメントありがとうございます。応援の言葉とても糧になります(´;ω;`)これからも応援していただけたら嬉しいです! (2018年1月5日 21時) (レス) id: 47c792335d (このIDを非表示/違反報告)
ぺんた(プロフ) - はじめまして。今すごくこの小説が好きで更新を楽しみにしてます!毎日1話から読んでしまうくらいすきです!笑 更新頑張ってください!!応援してます! (2018年1月4日 18時) (レス) id: 29bb092d95 (このIDを非表示/違反報告)
もずく(プロフ) - 、様 ご指摘ありがとうございます。そして対応が遅れてしまい申し訳ありませんでした。たった今更新致しました。今後気を付けて参ります。 (2018年1月3日 1時) (レス) id: 47c792335d (このIDを非表示/違反報告)
- 貴方はオリフラ外す気がないんですね。違反報告しますね運営がどう対処するかは知りませんが作品消されても自業自得ですだってルールも守れない作者の作品なんて消されても当然ですから (2018年1月3日 0時) (レス) id: 002236a509 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もずく | 作成日時:2018年1月2日 19時

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