【A3!】あの子の攻略はウルトラハードモード【摂津万里】

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今日は日曜日。

学校はもちろんないし、部活にも所属してないから今日は一日休み。
そんな日はいつもよりちょっと遅い時間に起きてまったりするのが私。

まだ少し寝ぼけた頭のまま枕元にあるスマホに手を伸ばす。
日課のようにLIMEを開く。


万里先輩はよ。今日空いてるか?



!!!!
まさかの万里先輩から!!


あのシーンが蘇り自然とまた自分の唇を触ってしまう。
思い出すだけで恥ずかしい！


私はまだ誰かと付き合ったことなんてない。
中学生の頃から友達と呼べるような男の人はいない。
男の人に何回か告白をされたことはあるけど決まって話したことがある人ではなくて
ほんとに知らない人ばかりだった。

話したことのない人と付き合うなんて不安だし今までずっと断ってきたのだ。

そのまま気づいたら高校生になっていて周りの友達はどんどん彼氏ができていって･･･
この前サッカー部の三年生にお付き合いをお願いされたけどもちろんその人も知らない人だった。
友達にその話をした時は「もったいない！！」って怒られたなぁ･･･


そんな時に出会ったのが万里先輩だった。
彼が私の初めて親しくなれたって思える男の人。

最初は見た目とか喋り方からして怖いな〜なんて思ったけど
話してみれば優しくて本気で取り組みたい事を見つけていて
とっても素敵な人だと思った。


そんな万里先輩を


私は･･･






ﾋﾟｺﾝ！



万里先輩既読無視傷つくんだけど〜



は！

既読つけちゃってたんだった！


Aごめんなさい!今起きたばかりで･･･

Aお昼からなら空いています!



わ！もう既読ついた！

ﾋﾟｺﾝ！


万里先輩おはよ。んじゃ13時に天鵞絨駅の前集合な






うそ･･･万里先輩と･･･休日デート･･･!!




「は、はやく支度しなくちゃ!!」

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